GitHub Student Developer Packは、学生資格を確認された人が、プログラミングやWeb制作、クラウド、データ分析などに利用できる開発ツールや学習サービスの特典を探せるプログラムです。
GitHub公式では、Student Developer Packに学生向けの80以上のリソースが含まれると案内されています。ただし、Packに掲載されているすべてのサービスを一律で2年間無料利用できる制度ではありません。
2年間という期間は、利用者ごとの学生資格認証の有効期間です。各パートナー特典の無料期間、利用枠、年齢条件、既存ユーザー制限は、それぞれ異なります。
2026年7月29日時点の注意
Student Developer Packの掲載サービスや条件は随時変更されます。申請前と特典の利用前に、必ずGitHub公式ページと各サービスの利用条件を確認してください。
この記事で分かること
- GitHub Student Developer PackとGitHub Educationの関係
- 申請できる学生の条件と年齢条件
- 学生認証に使える学校メールや書類
- 学校メールが発行されていない場合の対応
- GitHub Educationへ申請する手順
- 学生認証の2年間という期間の意味
- 現在の特典を確認する方法
- パートナー特典を利用する際の注意点
GitHub Student Developer Packの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | GitHub Student Developer Pack |
| 運営 | GitHub |
| 主な対象者 | 高校、大学、ホームスクールなどの対象課程へ在籍する13歳以上の学生 |
| 必要なもの | GitHub個人アカウント、現在の学生状態を確認できるメールまたは書類 |
| 申請方法 | GitHubアカウントのEducation benefits設定からオンライン申請 |
| 学生認証の有効期間 | 2年間。継続して学生の場合は再認証が必要 |
| 制度全体の終了日 | 公式には明示されていません |
| 特典内容 | GitHubとパートナー企業が提供する開発・学習用オファー |
| 公式ページ | GitHub Student Developer Pack公式ページ |
GitHub Student Developer Packとは
GitHub Student Developer Packは、学生として認証されたGitHubユーザーが、GitHubやパートナー企業の開発ツール、クラウドサービス、学習サービスなどを利用するための特典ハブです。
Packには、プログラミング学習、Webサイト制作、アプリ開発、クラウド環境、データベース、セキュリティ、デザイン、共同開発などに関連するサービスが掲載されています。
ただし、Student Developer Packそのものが一つのソフトウェアや固定プランとして提供されるわけではありません。学生認証の完了後、利用したいオファーを確認し、それぞれのサービスで必要な手続きを行います。
Student Developer PackとGitHub Educationの関係
GitHub Educationは、学生や教員が教育目的でGitHubのツールや学習リソースを利用するためのポータルです。
学生としてGitHub Educationの認証を受けると、Student Developer Packのオファーを確認できるほか、GitHubが提供する学生向け機能や学習リソースへアクセスできます。
GitHubアカウントを持つ一般ユーザーもGitHub Freeを利用できますが、Student Developer Packのパートナー特典を利用するには、学生資格の確認が必要です。
申請できる学生の条件
GitHub公式ドキュメントでは、学生としてGitHub Educationへ申請するための主な条件を次のように案内しています。
- 高校、大学、ホームスクールなどの学位または卒業証書授与プログラムへ在籍している
- 現在の学生状態を証明できる
- GitHub個人アカウントを所有している
- 13歳以上である
個別の学校が認証対象として登録されているかは、学校名だけでは判断できません。実際の申請画面で学校を選択し、求められた学生証明を提出する必要があります。
13歳以上という年齢条件
Student Developer Packは13歳以上の学生が対象です。
ただし、パートナー企業が提供する個別オファーには、13歳より高い年齢条件が設定されている場合があります。GitHubの学生認証を通過していても、すべてのパートナー特典を利用できるとは限りません。
対象となる学校・教育課程
GitHub公式では、高校、大学、ホームスクールなど、学位または卒業証書を授与するプログラムへ在籍する学生を対象として案内しています。
短期間の講座、民間スクール、独学者向けサービスなどが対象になるかは、公式ドキュメントだけでは一律に判断できません。申請画面とGitHub Educationの審査結果を確認してください。
申請前にGitHub個人アカウントを準備する
GitHub Educationへの申請には、GitHub個人アカウントが必要です。
学校の共有アカウントや他人のアカウントではなく、自分が継続して使用する個人アカウントを準備しましょう。
教育機関メールを使用する場合は、申請前にそのメールアドレスをGitHubアカウントへ追加し、確認を完了しておく必要があります。
学生認証に使える学校メールと書類
GitHubの学生認証では、学校発行の確認可能なメールアドレスまたは現在の学生状態を確認できる書類が使用されます。
GitHub公式ドキュメントで案内されている書類の例は次のとおりです。
- 現在有効な入学日が記載された学生証の写真
- クラススケジュール
- 成績証明書
- 所属または入学確認書
書類には、申請者本人の氏名、学校名、現在在籍していることが分かる情報が必要になると考えられます。実際には申請画面の案内に従って提出してください。
学校メールは全員に必須ではない
学校によっては、教育機関メールアドレスを使った確認が必要です。
GitHub公式によると、同じ学校の過去の申請者が教育機関メールで正常に確認されている場合、その学校の今後の申請者にも教育機関メールの使用が求められることがあります。
したがって、「学生証だけで必ず申請できる」「学校メールが全員に必須」とは一律に判断できません。
学校メールがない場合の対応
学校が教育機関メールアドレスを発行していない場合は、学校のWebページや学校のレターヘッドを使用した文書など、学校の公式資料を提出して事情を説明できます。
GitHub公式ドキュメントでは、学校が教育機関メールを発行していないことを説明したうえで、GitHub Educationへ再申請する方法が案内されています。
学校メールのドメインが申請画面で認識されない場合は、学校の正式名称、公式Webサイト、使用しようとしているメールドメインを用意し、GitHub Educationサポートへ問い合わせます。
GitHub Student Developer Packへ申請する手順
GitHub公式ドキュメントで案内されている基本的な申請の流れは次のとおりです。
- 申請に使うGitHub個人アカウントへログインする
- GitHubアカウントの「Education benefits」設定を開く
- GitHub Education欄の「Start an application」を選択する
- 学校や学生状態に関するフォームを入力する
- 求められた教育機関メールまたは学生証明書類を提出する
- 内容を確認し、「Submit application」から送信する
- 承認後、GitHub Educationポータルで利用できる特典を確認する
申請画面の入力項目は、学校やアカウントの状況によって異なる可能性があります。この記事に書かれていない入力項目が表示された場合は、画面の案内を優先してください。
申請が承認された後の利用方法
申請が承認されたら、GitHub EducationポータルまたはStudent Developer Pack公式ページを開き、利用したい特典を選択します。
パートナー企業の特典は、GitHubの学生認証だけで自動的に有効になるとは限りません。各サービスのページへ移動し、GitHubアカウントとの連携、新規登録、利用条件への同意などが必要になる場合があります。
特典を取得する前に、次の項目を確認しましょう。
- 新規ユーザー限定か
- 過去に無料体験を利用したアカウントも対象か
- 特典の有効期間
- 無料枠を超えた場合の料金
- クレジットカード登録の要否
- 学生資格終了後の料金やデータの扱い
- 商用利用やチーム利用の可否
学生認証は2年間有効
GitHub公式では、学生資格の認証は2年間有効と案内されています。
2年後も対象となる教育課程へ在籍している場合は、現在の学生状態を再認証する必要があります。
2年間は全特典の無料期間ではありません
2年間という期間はGitHub Educationにおける学生資格認証の有効期間です。パートナー特典には、3か月、6か月、1年、24か月、在学中など、それぞれ異なる利用期間が設定される場合があります。
2年後に学生状態を再認証する方法
認証期限が近づいた場合は、GitHubアカウントのEducation benefits設定を確認し、表示される案内に従って再認証します。
再認証時にも、現在の学生状態が分かる学校メールや書類を求められる可能性があります。
学生資格を再認証しても、過去に使用した期限付きパートナー特典を再取得できるとは限りません。
現在の特典を公式ページで確認する方法
Student Developer Packの収録サービスや条件は変更されることがあります。そのため、利用できる特典は公式ページで確認するのが安全です。
- Student Developer Pack公式ページを開く
- 利用したい分野やサービスを探す
- 各サービスの「Offer」欄を確認する
- 対象者、無料期間、利用枠、既存ユーザー条件を確認する
- 必要に応じて各提供会社の利用規約やサポートページも確認する
サービス名だけを見て判断せず、「Offer」に書かれている現在の内容を確認してください。
2026年7月29日時点で確認できた主な特典例
2026年7月29日時点のGitHub公式ページでは、次のような特典が案内されています。
| サービス | 公式ページで確認できた内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| GitHub Pro | 学生である間、GitHub Proを無料で利用できると案内 | 学生資格の維持と再認証が必要 |
| GitHub Copilot | GitHub公式ドキュメントでは、認証済み学生向けの無料プランを案内 | Pack掲載欄では新規登録の一時停止表示があるため、現在の受付状態を要確認 |
| GitHub Codespaces | 認証済み学生向けに、個人アカウントで月間最大180コア時間の無料利用を案内 | ストレージや利用時間の上限、超過時の扱いを確認 |
| DataCamp | GitHub学生アカウントで登録する場合に3か月間の無料アクセスを案内 | 登録条件や無料期間終了後の扱いを確認 |
| Heroku | 月額13米ドル分のクレジットを24か月間提供すると案内 | 対象サービス、超過料金、支払い方法を確認 |
| JetBrains | 学生向け無料サブスクリプションを案内。毎年更新が必要 | JetBrains側の学生ライセンス条件が適用される |
| MongoDB | MongoDB Atlasのクレジットや学習・認定関連特典を案内 | クレジットの対象範囲と有効期限を確認 |
| 1Password | Developer Toolsを含む1年間の無料利用を案内 | 過去の利用状況や無料期間終了後の料金を確認 |
上記は2026年7月29日時点の例です。公開後に内容が変更、追加または終了する可能性があります。
GitHub CopilotなどGitHub提供特典
GitHub公式ドキュメントでは、認証済み学生向けのGitHub特典として、GitHub Copilot学生プランやGitHub Codespacesなどが案内されています。
GitHub Copilot学生プランは、確認済みの学生向けにコード補完などの機能を無料提供するプランです。ただし、利用可能なAI機能、モデル、月間利用枠は変更される可能性があります。
また、2026年7月29日時点では、Student Developer Pack公式ページのGitHub Copilot欄に、新しいプランの登録を一時停止しているとの表示があります。
GitHub Educationの認証完了後に、Education benefits設定とGitHub Copilot公式ドキュメントを確認し、現在の利用可否を判断してください。
GitHub Copilotの学生向け条件を詳しく確認したい場合は、次の記事も参考にしてください。
パートナー企業の特典を利用する際の注意点
Student Developer PackにはGitHub以外の企業が提供する特典も含まれています。
パートナー企業の製品やサービスには、GitHubの利用条件とは別に、各提供会社の利用規約やプライバシーポリシーが適用されます。
特に次の違いに注意してください。
- 特典の無料期間やクレジット額
- 新規ユーザー限定か既存ユーザーも対象か
- 対象年齢
- 利用できる国や地域
- 無料期間終了後の自動更新
- クレジットカードの登録
- 商用利用やチーム利用の条件
既存ユーザーが利用できない特典がある
一部のパートナーは、過去に無料体験やキャンペーンを利用したユーザーへの特典適用を認めていない場合があります。
すでに対象サービスのアカウントを持っている場合は、新しいアカウントを作る前に、Student Developer PackのOffer欄と提供会社の条件を確認してください。
期限付き特典を再利用できない場合がある
GitHub公式の利用条件では、期限付きオファーをリセットする目的で新しいアカウントを作成したり、学生資格の再認証によって期限付き特典を再設定したりすることはできないと案内されています。
学生資格の認証期間が更新されても、パートナー特典の無料期間が最初からやり直しになるとは限りません。
GitHub Student Developer PackとGitHub Freeの違い
| 比較項目 | GitHub Free | Student Developer Pack |
|---|---|---|
| 対象者 | GitHubアカウントを作成した一般ユーザー | GitHub Educationで学生資格を確認された対象学生 |
| 学生認証 | 不要 | 必要 |
| 基本的なリポジトリ機能 | 利用可能 | GitHubアカウントの機能に加え、学生向け特典へアクセス |
| パートナー特典 | 原則として含まれない | Pack公式ページに掲載されたオファーを利用できる場合がある |
| 利用条件 | GitHubの通常条件 | GitHubの条件に加え、各パートナーの条件が適用 |
Student Developer PackとGitHub Copilot学生特典の違い
Student Developer Packは、複数のGitHub機能やパートナーサービスを探せる特典全体の仕組みです。
GitHub Copilot学生プランは、その中で利用を検討できる個別の学生向けAIコーディング支援プランです。
GitHub Copilotだけを利用したい場合でも、まずGitHub Educationで学生資格を確認する必要があります。一方、Student Developer Packを利用する目的はCopilotだけに限られません。
教員・研究者向け制度との違い
Student Developer Packは学生向けです。
教師、研究者、教職員などは、GitHub Educationの別の無料・割引制度を利用できる場合がありますが、GitHub公式のStudent Developer Pack利用条件では、Packの対象外と案内されています。
学生と教員の両方に該当する場合や、大学院で研究と授業を行っている場合などは、自分がどの資格で申請するかを申請画面とGitHub Educationの案内で確認してください。
申請が承認されない場合の確認事項
申請が承認されなかった場合は、すぐに別アカウントを作るのではなく、提出内容を確認しましょう。
- GitHubアカウントへ正しい氏名やメールを登録しているか
- 学校メールの確認が完了しているか
- 提出書類に現在の在籍状態が記載されているか
- 学生証や書類の文字が読める状態か
- 学校名と申請画面の教育機関名が一致しているか
- 教育機関メールを発行していない学校の場合、その事情を説明する公式文書を用意しているか
学校のメールドメインが認識されない場合は、学校の正式名称、公式Webサイト、メールドメインをGitHub Educationサポートへ伝えます。
審査にかかる日数は、今回確認した公式ページでは一律に示されていません。非公式な平均日数を基準にせず、GitHubから届く案内を確認してください。
プログラミング学習用PCの準備
Student Developer Packにはブラウザだけで利用できるサービスもありますが、Visual Studio Code、JetBrains製IDE、Docker、ローカルデータベースなどを使用する場合は、ある程度余裕のあるパソコンが必要です。
大学の授業や個人開発で使うパソコンを選ぶ場合は、次の記事も参考にしてください。
よくある質問
GitHub Student Developer Packは無料ですか?
対象学生がGitHub Educationの学生認証を完了すると、Student Developer Packに掲載されている無料プラン、無料期間、クレジット、割引などを利用できる場合があります。
ただし、すべてのサービスが完全無料とは限りません。無料枠を超えた利用や無料期間終了後に料金が発生する場合があります。
大学生以外も申請できますか?
GitHub公式では、大学生だけでなく、高校やホームスクールなどの学位または卒業証書授与プログラムへ在籍する13歳以上の学生も対象として案内しています。
専門学校生は申請できますか?
学校が対象となる教育課程に該当し、現在の学生状態を証明できれば申請できる可能性があります。ただし、個別の専門学校が認証対象になるかは、GitHub Educationの申請画面と審査結果で確認してください。
学校メールがなくても申請できますか?
学校が教育機関メールを発行していない場合は、学校のWebページやレターヘッド付き文書などを提出し、学校の方針を説明して再申請する方法が案内されています。
ただし、学校によっては教育機関メールの確認が求められる場合があります。
学生証だけで申請できますか?
現在有効な入学日が記載された学生証は、GitHub公式が案内する証明書類の一例です。
申請者や学校の状況によって、クラススケジュール、成績証明書、所属確認書、教育機関メールなどを追加で求められる可能性があります。
学生認証が通れば全特典を2年間使えますか?
いいえ。2年間はGitHub Educationにおける学生資格認証の有効期間です。
個別特典には3か月、6か月、1年、24か月、在学中など、異なる期間や条件が設定されています。
2年後に再認証すれば同じ特典をもう一度使えますか?
必ず再利用できるわけではありません。GitHub公式では、学生資格の再認証によって期限付きオファーをリセットすることはできないと案内しています。
GitHub Copilotも無料になりますか?
GitHub公式ドキュメントでは、認証済み学生向けにGitHub Copilot学生プランが無料で案内されています。
ただし、2026年7月29日時点のStudent Developer Pack掲載欄には新しいプランの登録を一時停止しているとの表示があります。申請後にEducation benefits設定とCopilot公式ページで現在の受付状態を確認してください。
教員もStudent Developer Packを利用できますか?
Student Developer Packは学生向けです。教員、研究者、職員などは、GitHub Educationの別制度を利用できる場合があります。
まとめ
GitHub Student Developer Packは、プログラミングやWeb制作を学ぶ学生が、GitHubやパートナー企業の開発・学習用特典を探せる制度です。
申請には、13歳以上で対象となる教育課程へ在籍していること、GitHub個人アカウントを持っていること、現在の学生状態を学校メールまたは確認可能な書類で証明することが必要です。
学生資格の認証は2年間有効ですが、すべての特典を2年間無料で使えるわけではありません。パートナーごとに無料期間、利用枠、年齢条件、既存ユーザー制限が異なります。
まずGitHub Educationへ学生として申請し、承認後にStudent Developer Pack公式ページで現在利用できるオファーを確認しましょう。
公式情報
- GitHub Student Developer Pack公式ページ
- 学生としてGitHub Educationに応募する
- GitHub Student Developer Packの使用条件
- 学生向けGitHub Educationについて
公式情報確認日:2026年7月29日。Student Developer Packの収録サービス、受付状況、利用条件は変更される場合があります。







