Miroには、認定された教育機関の学生や教育関係者が無料で利用できる「Educationプラン」があります。
学生向けEducationプランの有効期間は2年間で、最大10名のチームを作成できます。通常のFreeプランより多くのボード機能を利用できるため、大学の授業、ゼミ、研究活動、グループワークなどに向いています。
ただし、申請すれば必ず承認されるわけではありません。学校が認定教育機関に該当することや、学校メールまたは在学状況を証明する情報の提出が必要です。
2026年7月29日時点の案内
学生向けEducationプランの「2年間」は、Miroの制度全体が終了する日ではありません。承認された学生ごとに付与されるプランの有効期間です。申請条件や機能は変更される可能性があるため、申請前に公式ページも確認してください。
Miro Educationプランとは
Miroは、付箋、図形、画像、文書などを1枚のオンラインボード上に配置し、複数人で共同編集できるビジュアルコラボレーションサービスです。
Educationプランは、認定された学校に所属する学生や教育関係者向けの無料プランです。学生向けと教育関係者向けでは、有効期間とチーム人数が異なります。
この記事で分かること
- Miroの学生向けEducationプランを無料で使える期間
- 対象になる大学、専門学校、オンライン学校の条件
- 対象外となる職業訓練校や研修プログラムとの違い
- 学校メールがない場合の申請方法
- 申請時に用意する在学証明
- 学生チームの10名制限
- 利用できる機能と利用できない機能
- 2年間の有効期限後に延長する方法
Miro Education学生プランの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラン名 | Miro Educationプラン |
| 学生の料金 | 対象者は無料 |
| 学生の有効期間 | 2年間 |
| 学生チームの人数 | 最大10名 |
| 教育関係者のチーム人数 | 最大100名 |
| 主な申請条件 | 認定教育機関への在籍と、学校メールまたは所属を証明する情報の提出 |
| 審査結果の連絡 | 返信まで最大10日ほどかかる場合あり |
| 申請方法 | Miro公式のEducation申請フォームからオンライン申請 |
学生はMiroを2年間無料で利用できる
学生向けEducationプランは、承認後から2年間有効です。
これはMiro Education制度全体の終了日ではなく、学生アカウントに付与される利用期間です。そのため、記事の公開から2年後に制度が終了するという意味ではありません。
有効期限を迎えた時点でも学生である場合は、学生資格を証明する書類を提出して再申請できます。再度承認されると、さらに2年間延長されると案内されています。
自動延長ではないため、有効期限が近づいたら、在学状況と公式の申請方法を確認しましょう。
対象となる教育機関
Miro公式では、認可された公立または私立の教育機関を対象としています。案内されている主な対象例は次のとおりです。
- 中学校、高校
- 短期大学
- 単科大学、総合大学
- 専門学校
- ビジネススクール
- 公的機関に認定され、学位を授与するオンライン学校
米国外にある学校についても、居住国の公的機関から認定されている教育機関であれば対象になり得ます。日本の大学生や大学院生も申請できますが、個別の学校や申請者が承認されるかどうかはMiroの審査結果によります。
専門学校と職業訓練校は扱いが異なる
公式ページでは、専門学校は対象となる教育機関の例に含まれています。
一方で、次のような機関やプログラムは対象外として案内されています。
- 認可されていない教育機関
- 研修プログラム
- 職業訓練校
- 再研修プログラム
- 研究所
- 教会、病院、医療制度、公立図書館
学校名に「専門」「職業」などが含まれていても、名称だけでは判断できません。所属先の認定状況とMiroの審査結果を確認してください。
日本の大学生も申請できる?
Miro公式は、米国外でも、居住国の公的機関に認定された教育機関を対象としています。そのため、日本の認定大学や対象となる教育機関に在籍している学生も申請できます。
ただし、日本国内のすべての大学、短期大学、専門学校が自動的に承認されるという意味ではありません。申請時に所属先を入力し、在学状況を証明したうえでMiroの審査を受けます。
申請に必要な学校メールと在学証明
申請フォームでは、学生または教育関係者であることを確認できる情報が求められます。
公式ページで証明例として案内されているものは、次のとおりです。
- 教育機関から発行されたメールアドレス
- 学生証など、学生であることを証明する書類へのリンク
- 学校ウェブサイト上で所属や役職を確認できるページ
- 教育機関への所属を確認できるその他の証明
提出する情報は、氏名、学校名、在学状況などが確認できるものを用意します。ただし、具体的な提出形式や必要項目は申請フォームの現行表示を優先してください。
学校メールがない場合も申請できる可能性がある
Miro公式では、教育機関のメールアドレスがない場合、教育機関に所属していることを示す証明を提出できると案内しています。
そのため、「学校メールがない」という理由だけで、必ず申請できないとは限りません。
学生証や学校の公式ウェブサイトなど、第三者が所属状況を確認できる情報を準備し、申請フォームの案内に従ってください。
Miro Educationプランの申請手順
- Miro公式のEducationプラン案内ページを開く
- 学生向けの申請ボタンから申請フォームへ進む
- 氏名、連絡先、学校に関する情報を入力する
- 教育機関発行のメールアドレスを入力する
- 学生証や学校ページなど、在学状況を証明する情報へのリンクを提出する
- 入力内容を確認して申請する
- Miroからの返信やアカウント案内を待つ
フォームの入力項目や提出方法は変更される可能性があります。実際の画面に表示される案内を優先してください。
審査結果が届くまでの目安
Miro公式では、申請数の増加により、返信まで最大10日ほどかかる場合があると案内しています。
これは審査が必ず10日以内に完了するという保証ではありません。提出内容の確認や申請状況によっては、より時間がかかる可能性があります。
授業やゼミで利用する予定が決まっている場合は、利用開始日の直前ではなく、余裕を持って申請した方が安全です。
承認後にEducationチームへ切り替える方法
Miroを初めて利用する場合は、承認後にログイン情報を含む案内メールが届きます。
すでにMiroのプロフィールを持っている場合は、Educationアカウントがダッシュボードに追加されます。
複数のチームに所属していると、現在表示しているチームがFreeプランのままになっていることがあります。その場合は、ダッシュボード左側のチーム切り替えからEducationチームを選択してください。
学生チームは最大10名
学生向けEducationチームに登録できるチームメンバーは最大10名です。
ゼミや少人数のグループワークであれば、メンバー全員をチームへ招待し、共同でボードを作成できます。
10名を超える授業などでは、公開リンクを使ったビジター参加や、個別ボードへの閲覧者・コメント投稿者としての招待が案内されています。
ただし、公開リンクを利用する場合は、リンクを知っている人がアクセスできる設定になっていないか確認してください。個人情報や未公開の研究情報を含むボードでは、安易に公開リンクを使用しない方が安全です。
Educationチームは1つまで
Miro公式では、メールアドレス1つにつき、Educationチームは1つと案内されています。
また、Educationプランでは複数チーム機能を利用できません。授業、ゼミ、研究、サークルなどでボードを分けたい場合は、1つのEducationチーム内でスペースを作成して整理します。
Educationチームの管理者は1名です。管理者がチームを退出する場合は、事前に別のユーザーへ管理者権限を引き継ぐ必要があります。
利用できる主な機能
Educationプランでは、Freeプランより幅広いボード作成・共有機能を利用できます。
- 無制限のアクティブボード
- プライベートボード
- 無制限の外部ボード閲覧者とコメント投稿者
- 公開リンクを利用したビジター参加
- スペースによるボード整理
- カスタムテンプレート
- 透かしのない高解像度エクスポート
- 手動ボードバックアップ
- 投票
- タイマー
- 高度な図形パック
- 詳細検索
- ボードのバージョン管理
機能構成は変更される可能性があります。特定の機能を目的に申請する場合は、Miro公式のプラン比較ページで現在の提供状況も確認してください。
利用できない機能とサポートの制限
Educationプランには、Miroのすべての有料機能が含まれるわけではありません。
公式ページでは、次の機能やサポートが含まれないと案内されています。
- ビデオチャット
- Rally
- Azureカード
- Asanaカード
- メールサポート
また、Enterpriseプランで提供される高度なユーザー管理や一部のセキュリティー管理機能もEducationプランでは利用できません。
利用できる機能は更新される可能性があるため、導入前に現行の機能比較表を確認しましょう。
教育関係者向け100名チームとの違い
| 項目 | 学生向け | 教育関係者向け |
|---|---|---|
| 料金 | 対象者は無料 | 対象者は無料 |
| 有効期間 | 2年間 | 公式では継続利用できるプランとして案内 |
| チーム人数 | 最大10名 | 最大100名 |
| 主な用途 | 課題、ゼミ、学生グループの共同作業 | 授業運営、オンライン教室、教育スタッフの共同作業 |
学生が申請した場合、100名の教育関係者向けチームが付与されるわけではありません。学生チームの上限は10名です。
Freeプランとの違い
MiroのFreeプランは、在学証明を提出しなくても利用できますが、編集可能なボード数などに制限があります。
Educationプランでは、審査と在学証明が必要になる一方、無制限のアクティブボード、プライベートボード、カスタムテンプレート、高解像度エクスポートなどを利用できます。
| 比較項目 | Freeプラン | Education学生プラン |
|---|---|---|
| 申請審査 | 不要 | 必要 |
| 学生向け有効期間 | 学生専用期間なし | 2年間 |
| 編集可能なボード | 制限あり | 無制限 |
| プライベートボード | 利用不可 | 利用可能 |
| カスタムテンプレート | 利用不可 | 利用可能 |
| 高解像度エクスポート | 利用不可 | 利用可能 |
Starterプランとの違い
Starterプランは、個人やチームが料金を支払って利用する有料プランです。Educationプランは、対象となる学生や教育関係者が審査を受けて無料で利用するプランです。
どちらも無制限ボードやプライベートボードなどを利用できますが、対応する外部サービス連携、ビデオ通話、共有権限、サポートなどの構成は同じではありません。
EducationプランだからStarterプランのすべての機能を利用できる、というわけではない点に注意してください。
ゼミ・授業・研究での活用例
ゼミのアイデア整理
各メンバーが付箋へ意見を書き、テーマ別に分類できます。口頭での発言が重なりやすいオンライン会議でも、意見を同時に書き出せます。
グループ発表の構成作り
調査項目、担当者、締切、発表順を1枚のボードへまとめられます。離れた場所からでも同じボードを編集できます。
研究内容の関係整理
文献、仮説、調査結果などを図形や線でつなぎ、情報の関係を視覚的に整理できます。
授業資料へのコメント
PDF、画像、資料などをボードへ配置し、気付いた点を付箋やコメントで共有できます。
投票によるテーマ選定
Educationプランで利用できる投票機能を使い、研究テーマや発表案の候補を絞り込めます。
Notionなど他の学生向けツールとの違い
Miroは、付箋、図形、画像、線などを自由に配置し、アイデアの関係を視覚的に整理する用途に向いています。
一方、Notionは文章、データベース、タスク、資料などをページ単位で整理する用途に向いています。
どちらか一方ですべてを管理する必要はありません。Miroでアイデアを整理し、決定事項や完成した資料をNotionへまとめる方法もあります。
大学の個人情報・機密情報を扱うときの注意点
Miroはセキュリティーとプライバシーに関する公式情報を公開していますが、Educationプランですべての高度な管理機能を利用できるわけではありません。
次のような情報をボードへ入力する前に、所属する大学、研究室、ゼミの情報管理ルールを確認してください。
- 学生の氏名、学籍番号、連絡先
- 未公開の研究データ
- 共同研究先から受け取った機密資料
- 患者、相談者、調査対象者などの個人情報
- 公開前の論文、設計、製品情報
- 外部への共有が禁止されている授業資料
共有リンクを作成するときは、閲覧・コメント・編集の権限と、リンクを知っている人がアクセスできる状態になっていないかを確認しましょう。
Miroを快適に使うパソコンとブラウザー環境
Miro公式のシステム要件では、パソコンの最小RAMは8GB、推奨RAMは16GBです。
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| CPU | 3GHz、2コア/4スレッド | 2.8GHz、4コア/8スレッド |
| RAM | 8GB | 16GB DDR4 |
| ネットワーク帯域幅 | 8Mb/s | 32Mb/s |
実際の動作は、開いているブラウザータブの数、Wi-Fiの安定性、モニターの解像度、ボードを同時利用する人数、ボード内の画像やデータ量などにも左右されます。
デスクトップではChrome、Microsoft Edge、Firefoxなどが公式サポート対象です。古いブラウザーを使い続けず、定期的に更新してください。
モバイルブラウザーから開いたボードは閲覧のみとなる場合があります。スマートフォンやタブレットで編集する場合は、Miro公式アプリの利用を検討しましょう。
オンライン授業用パソコンの選び方は、次の記事でも詳しく解説しています。
よくある質問
Miroは大学生なら誰でも2年間無料ですか?
大学生であることだけで自動的に利用できるわけではありません。認定教育機関に在籍し、学校メールや在学証明などを提出してMiroの審査で承認される必要があります。
日本の大学も対象ですか?
米国外でも、居住国の公的機関に認定された教育機関は対象になり得ます。ただし、個別の大学や申請者が承認されるかはMiroの審査結果によります。
専門学校の学生も申請できますか?
専門学校は対象となる教育機関の例に含まれています。ただし、認定状況によって結果が異なります。
職業訓練校も対象ですか?
Miro公式では、職業訓練校、研修プログラム、再研修プログラムは対象外として案内されています。
学校のメールアドレスがありません
教育機関のメールがない場合は、教育機関に所属していることを示す証明を提出できると案内されています。申請フォームの現行案内を確認してください。
申請から何日で利用できますか?
返信まで最大10日ほどかかる場合があると案内されています。ただし、10日以内の審査完了を保証するものではありません。
学生チームに100名を招待できますか?
できません。学生向けEducationチームの定員は10名です。100名は教育関係者向けチームの人数です。
Educationプランは自動更新されますか?
学生向けプランの自動延長は案内されていません。有効期限後も学生である場合は、学生資格を証明して再申請する必要があります。
2年間が終わるとボードは削除されますか?
今回確認した公式ページでは、有効期限後のデータ保持期間や自動削除の詳細を確認できませんでした。公式ヘルプを確認し、必要なボードは期限前にバックアップやエクスポートを検討してください。
卒業後もEducationプランを使えますか?
学生としての利用資格を証明できない場合、学生向けEducationプランの延長条件を満たしません。公式ページでは、対象外となったチームをFreeプランへダウングレードする方法が案内されています。
Educationプランにメールサポートはありますか?
ありません。Miro公式では、Educationプランにメールサポートは含まれないと案内しています。
まとめ
Miro Education学生プランは、対象となる学生が2年間無料で利用できるプランです。
- 学生向けプランの有効期間は2年間
- 学生チームは最大10名
- 在学中であれば再申請により、さらに2年間延長できる可能性がある
- 認定教育機関への在籍と、学校メールまたは在学証明が必要
- 学校メールがなくても、所属証明を提出できる場合がある
- 専門学校は対象例に含まれる
- 職業訓練校や研修プログラムは対象外
- 無制限ボード、プライベートボード、カスタムテンプレートなどを利用できる
- ビデオチャット、一部の外部連携、メールサポートは含まれない
申請条件や機能は変更される可能性があります。申請前には、Miro公式のEducationプランページと申請フォームで最新情報を確認してください。
公式情報
公式情報確認日:2026年7月29日







