【PC初期設定完全ガイド】購入後の設定からセキュリティ対策まで初心者向け解説
- 公開日:2025/9/25
- 最終更新日:
- 大学生PC
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PC初期設定完全ガイド:購入後の設定からセキュリティ対策まで初心者向け解説
📚 読了時間:約12分
この記事でわかること
- PC購入後の初期設定手順を時系列で詳細解説(全30ステップ)
- Windows 11とmacOS Sequoia両方の設定方法
- 必須・推奨・オプション設定の区別と優先順位
- セキュリティ設定(Windows Defender・ファイアウォール・プライバシー)
- Microsoft 365・Adobe Creative Cloud等の学生版設定方法
- よくあるエラー・トラブルの対処法
- 設定完了確認のチェックリスト
1. 設定前の準備
準
事前準備チェックリスト
- インターネット接続環境(Wi-Fi情報またはEthernetケーブル)
- MicrosoftアカウントまたはApple IDの準備
- 学生証(アカデミック版ソフトウェア認証用)
- 大学のメールアドレス(edu.jpドメイン等)
- セキュリティ情報(回復用電話番号・メールアドレス)
- バックアップ用外付けストレージ(推奨)
- 十分な時間(初期設定は1-2時間程度)
2. OS別初期設定手順
Windows 11 初期設定手順
1
電源投入・言語設定
必須
- PCの電源ボタンを押して起動
- 「お住まいの地域を選択してください」で「日本」を選択
- 「キーボードレイアウトを選択してください」で「Microsoft IME」を選択
- 「2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?」で「スキップ」をクリック
2
ネットワーク接続
必須
- 利用可能なWi-Fiネットワーク一覧から接続先を選択
- Wi-Fiパスワードを入力して「次へ」
- 「このネットワーク上の他のPCやデバイスが、このPCを見つけられるようにしますか?」で「はい」を選択(家庭内ネットワークの場合)
3
使用許諾契約・プライバシー設定
必須
- 「使用許諾契約書」を確認し「同意」をクリック
- 「プライバシー設定の選択」画面で各項目を確認
- 不要な項目は「いいえ」に変更(詳細は後述のプライバシー設定を参照)
- 「同意」をクリックして次へ進む
4
Microsoftアカウント設定
必須
- 「Microsoftアカウントでサインイン」画面でメールアドレスを入力
- パスワードを入力してサインイン
- 「サインインしたままにする」を選択(推奨)
- 二段階認証が設定されている場合は、認証コードを入力
5
PINまたは生体認証設定
推奨
- 「PINの作成」画面で4桁以上の数字を入力
- 同じPINを再入力して確認
- 指紋認証対応の場合は「Windows Hello指紋認証をセットアップする」を選択
- 指紋をスキャナーに複数回タッチして登録
6
デバイスの暗号化・OneDrive設定
推奨
- 「デバイスの暗号化」で「はい」を選択(セキュリティ向上のため)
- 「OneDriveでファイルをバックアップ」で必要に応じて設定
- 「デスクトップ、ドキュメント、画像フォルダをOneDriveに保存」を選択または「今はスキップ」
7
Microsoft 365設定
オプション
- 「Microsoft 365を試用しますか?」画面が表示された場合
- 学生版を利用する場合は「今はスキップ」を選択
- 後で学生版の設定を行う(詳細は後述)
8
Cortana・ゲーミング設定
オプション
- 「Cortanaを使用しますか?」で必要に応じて「はい」または「今はスキップ」
- 「ゲーム体験を向上させましょう」で「はい」または「今はスキップ」
- 「Xbox Game Barを使用してゲームクリップ、スクリーンショットを記録し、友達とチャットする」の設定
9
初期設定完了・デスクトップ表示
必須
- 「デバイスの設定を完了しています」メッセージが表示
- 初回起動処理(数分〜10分程度)を待機
- Windows 11のデスクトップが表示されれば初期設定完了
macOS Sequoia 初期設定手順
1
電源投入・セットアップアシスタント起動
必須
- Macの電源ボタン(Touch IDボタン)を押して起動
- 「ようこそ」画面が表示されるまで待機
- 「続ける」をクリックしてセットアップアシスタントを開始
2
国・地域・言語設定
必須
- 「国または地域を選択」画面で「日本」を選択
- 「キーボード入力環境を選択」で「日本語」を選択
- 必要に応じて追加の言語を選択
- 「続ける」をクリック
3
アクセシビリティ・Wi-Fi設定
必須
- 「アクセシビリティ」画面で必要な設定があれば選択(通常は「今はしない」)
- 「Wi-Fiネットワークを選択」で接続先を選択
- Wi-Fiパスワードを入力して「接続」
- ネットワーク接続確認後「続ける」
4
iPhoneまたはiPadからの高速設定(オプション)
オプション
- macOS Sequoia 15.4以降では、iPhoneやiPadを近づけるだけで設定可能
- iPhone/iPadを持っている場合:「iPhoneまたはiPadから設定」を選択
- デバイスをMacに近づけ、画面の指示に従う
- 持っていない場合:「手動で設定」を選択
5
データとプライバシー・移行アシスタント
必須
- 「データとプライバシー」画面で内容を確認し「続ける」
- 「このMacに情報を転送」画面で転送方法を選択:
- - 他のMacから転送する場合:「MacまたはTime Machineバックアップから」
- - 新規セットアップの場合:「今は転送しない」
- 「続ける」をクリック
6
Apple IDサインイン
必須
- 「Apple IDでサインイン」画面でメールアドレスを入力
- パスワードを入力してサインイン
- 二要素認証が有効な場合は、認証コードを入力
- 「利用規約」を確認し「同意する」
7
ユーザアカウント作成
必須
- 「コンピュータアカウントを作成」画面でフルネームを入力
- アカウント名(ユーザ名)を確認・変更
- パスワードを設定(英数字記号を組み合わせた強固なもの)
- パスワードヒントを設定
- 「続ける」をクリック
8
Touch ID設定
推奨
- 「Touch IDを設定」画面で「続ける」
- 画面の指示に従い、指をTouch IDセンサーに複数回配置
- 指紋の登録が完了したら「続ける」
- 追加の指を登録する場合は「別の指を追加」
9
Siri・スクリーンタイム・iCloud設定
推奨
- 「Siriを設定」で「Siriを有効にする」または「今はしない」
- 「スクリーンタイム」で使用時間管理機能の有効/無効を選択
- 「iCloudキーチェーン」でパスワード同期機能を有効化(推奨)
- 「iCloud Drive」でファイル同期を設定
10
初期設定完了・デスクトップ表示
必須
- 「Macを設定中」メッセージが表示され処理完了を待機
- macOS Sequoiaのデスクトップが表示されれば初期設定完了
- Finderが起動し、基本的な操作が可能になる
3. セキュリティ設定詳細
Windows 11 セキュリティ設定
S1
Windows Update実行
必須
- 「設定」アプリを開く(Win + I)
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新プログラムがあればすべてインストール
- 必要に応じて再起動を実行
S2
Windows Defender設定確認
必須
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」
- 「Windows セキュリティを開く」をクリック
- 「ウイルスと脅威の防止」で保護状態を確認
- 「リアルタイム保護」が「オン」になっていることを確認
- 「クラウド提供の保護」を「オン」に設定(推奨)
S3
ファイアウォール設定
必須
- Windows セキュリティで「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
- 「ドメインネットワーク」「プライベートネットワーク」「パブリックネットワーク」すべてで「オン」を確認
- 「アプリをファイアウォール経由で許可」で不要なアプリは無効化
- 「ネットワーク保護」を「オン」に設定
S4
プライバシー設定の詳細調整
推奨
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「全般」
- 「アプリがユーザーの広告識別子を使用できるようにする」→「オフ」
- 「位置情報」で不要なアプリのアクセスを無効化
- 「カメラ」「マイク」で信頼できるアプリのみアクセス許可
- 「診断とフィードバック」で「必要な診断データのみ」を選択
S5
BitLocker暗号化(Pro版のみ)
推奨
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」
- または「コントロールパネル」→「BitLocker ドライブ暗号化」
- 「BitLockerを有効にする」をクリック
- 回復キーをMicrosoftアカウントに保存または印刷
- 暗号化処理の完了を待つ(数時間かかる場合あり)
macOS Sequoia セキュリティ設定
S1
ソフトウェアアップデート実行
必須
- 「システム設定」を開く(Appleメニュー → システム設定)
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をクリック
- 「今すぐアップデート」をクリック(利用可能な場合)
- 「自動的にMacを最新の状態に保つ」をチェック
- 必要に応じて再起動を実行
S2
Gatekeeper・XProtect設定
必須
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」
- 「セキュリティ」セクションで設定を確認
- 「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」を選択
- 「macOS で提供されるマルウェア対策テクノロジ」が有効であることを確認
S3
ファイアウォール設定
必須
- 「システム設定」→「ネットワーク」→「ファイアウォール」
- 「ファイアウォール」をオンに切り替え
- 「オプション」をクリックして詳細設定
- 「ステルスモードを有効にする」をチェック
- 「署名済みソフトウェアが外部接続を受け入れることを自動的に許可」をチェック
S4
プライバシー設定
推奨
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」
- 「位置情報サービス」で不要なアプリのアクセスを無効化
- 「カメラ」「マイク」で信頼できるアプリのみ許可
- 「フルディスクアクセス」「画面収録」で必要最小限のアプリのみ許可
- 「解析と改善」で「MacおよびiCloudの解析を共有」をオフ
S5
FileVault暗号化
推奨
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「FileVault」
- 「FileVaultをオンにする」をクリック
- iCloudアカウントまたは回復キーを使用してディスクロック解除を設定
- 回復キーを安全な場所に保存
- 暗号化処理の完了を待つ(数時間かかる場合あり)
🔒 より詳細なセキュリティ対策については:大学生向けパソコンのセキュリティ対策ガイド
4. 学生版ソフトウェア設定
📚 Microsoft 365 Education
大学提供版の確認方法
- 大学のポータルサイトまたはIT部門に確認
- 大学のメールアドレス(@edu.jp等)でMicrosoft 365にアクセス
- 無料で利用可能な場合は大学版を優先して使用
個人で学生版を購入する場合
- Microsoft 365 Educationにアクセス
- 学生証または在学証明書をアップロード
- 学割価格でライセンスを購入
💰 お得な購入方法:学生ならアカデミック版で安くExcelとWordを入手
🆓 無料利用方法:大学によってはExcelとWordが無料
🎨 Adobe Creative Cloud
学生・教職員版設定手順
- Adobe Creative Cloud 学生・教職員版にアクセス
- 学生証または在学証明書をアップロード
- 大学のメールアドレスで登録
- Creative Cloud デスクトップアプリをダウンロード・インストール
- 必要なアプリ(Photoshop、Illustrator等)を個別にインストール
📊 統計・プログラミングソフト
代表的な学生版ソフトウェア
- SPSS: IBM SPSS Statistics Campus Edition
- MATLAB: MATLAB Student版
- AutoCAD: Autodesk Education Community
- JMP: JMP Academic版
- R・Python: 無料で利用可能
設定時の共通注意点
- 学生証の有効期限を確認
- 大学のメールアドレスを使用
- ライセンス期間を把握しておく
- 定期的な認証更新が必要な場合があり
5. よくあるトラブルと対処法
T1. インターネットに接続できない
Windows の場合
- Wi-Fiアダプターの状態確認:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」
- ネットワークトラブルシューターの実行:「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」
- ネットワークアダプターのリセット:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「詳細なネットワーク設定」→「ネットワークのリセット」
Mac の場合
- Wi-Fi設定の確認:「システム設定」→「Wi-Fi」
- ネットワーク設定の削除・再追加:該当ネットワークを削除後、再度接続
- SMC・NVRAMリセット:電源ボタン + Shift + Control + Option を10秒間押下
T2. Microsoftアカウント・Apple IDでサインインできない
共通の対処法
- パスワードが正しいか再確認
- 二要素認証の設定を確認
- アカウントがロックされていないか確認
- インターネット接続状態を確認
Microsoft アカウントの場合
- Microsoftアカウント復旧ページでパスワードリセット
- セキュリティ情報(電話番号・メール)の更新
Apple ID の場合
- Apple ID復旧ページでパスワードリセット
- 信頼できるデバイスでの認証コード確認
T3. Windows Updateが失敗する
- 「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」でエラーコードを確認
- Windows Update トラブルシューターの実行:「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」
- Windows Update サービスの再起動:
- Win + R で「services.msc」を実行
- 「Windows Update」サービスを停止→再開
- 更新キャッシュの削除:C:\Windows\SoftwareDistribution フォルダを削除
- システムファイルの修復:管理者モードでコマンドプロンプトを開き「sfc /scannow」実行
T4. macOS アップデートが進まない
- 十分な空き容量があるか確認(最低20GB以上推奨)
- 安定したWi-Fi接続を確認
- macOSアップデート中は電源アダプターを接続
- セーフモードで起動後、再度アップデート実行:
- Intel Mac:起動時にShiftキーを押し続け
- Apple Silicon Mac:電源ボタンを長押し後、起動オプションで「セーフモード」選択
- アップデートファイルの再ダウンロード:「システム設定」→「一般」→「ストレージ」でキャッシュクリア
T5. ウイルス対策ソフトのインストールエラー
- Windows Defenderを一時的に無効化:「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」→「リアルタイム保護をオフ」
- 他のセキュリティソフトが残っている場合は完全削除
- 管理者権限でインストーラーを実行:インストーラーを右クリック→「管理者として実行」
- Windows標準のWindows Defenderで十分な場合は、追加ソフトの必要性を再検討
T6. 指紋認証・Touch IDが機能しない
Windows Hello 指紋認証の場合
- 「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」→「指紋認証(Windows Hello)」
- 「削除」で既存の指紋を削除し、再登録
- 指紋センサーをアルコール系クリーナーで清拭
- デバイスマネージャーで指紋センサーのドライバーを更新
Touch ID の場合
- 「システム設定」→「Touch ID とパスコード」
- 既存の指紋を削除し、再登録
- Touch IDセンサーを柔らかい布で清拭
- 乾燥した指で登録・認証を試す
T7. Microsoft Office がアクティベーションできない
- Microsoftアカウントに正しくサインインしているか確認
- Officeアプリで「ファイル」→「アカウント」でライセンス状態を確認
- インターネット接続を確認し、一時的にファイアウォールを無効化
- Office修復機能の実行:「設定」→「アプリ」→「Microsoft Office」→「変更」→「クイック修復」
- ライセンス認証サポートセンターに問い合わせ:Microsoft Office サポート
T8. 動作が重い・フリーズする
Windows の場合
- タスクマネージャーでCPU・メモリ使用率を確認:Ctrl + Shift + Esc
- 不要なスタートアップアプリを無効化:「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」
- ディスククリーンアップの実行:Win + R で「cleanmgr」
- ストレージセンサーの有効化:「設定」→「システム」→「記憶域」
Mac の場合
- アクティビティモニタでCPU・メモリ使用状況を確認
- ログイン項目の整理:「システム設定」→「一般」→「ログイン項目」
- 不要なファイルの削除・ゴミ箱を空にする
- SMCリセット(Intel Mac)またはシステム再起動(Apple Silicon Mac)
T9. 画面解像度・表示がおかしい
Windows の場合
- 「設定」→「システム」→「ディスプレイ」で解像度を調整
- 「拡大縮小とレイアウト」で表示倍率を変更
- グラフィックドライバーの更新:デバイスマネージャー→「ディスプレイアダプター」
- 外部モニター接続時は「複数のディスプレイ」設定を確認
Mac の場合
- 「システム設定」→「ディスプレイ」で解像度調整
- 「詳細」で「Retinaディスプレイに最適化」等を選択
- 外部ディスプレイ接続時は各ディスプレイの設定を個別調整
- NVRAMリセット:電源投入時にOption + Command + P + R を20秒間押下
T10. 音が出ない・マイクが認識されない
Windows の場合
- 音量設定確認:タスクバーの音量アイコンをクリック
- サウンド設定:「設定」→「システム」→「サウンド」で出力・入力デバイスを確認
- オーディオドライバーの更新:デバイスマネージャー→「オーディオ入力および出力」
- プライバシー設定でマイクアクセスを許可:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」
Mac の場合
- 「システム設定」→「サウンド」で出力・入力レベルを確認
- 「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」でアプリのアクセス許可を確認
- Audio MIDI設定:「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Audio MIDI設定」
- Bluetoothオーディオ接続の場合は接続状態を確認
6. 設定完了チェックリスト
基本設定
セキュリティ設定
アプリケーション設定
バックアップ・復旧設定
最終確認
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 初期設定にはどのくらい時間がかかりますか?
A1. 基本的な初期設定で30分〜1時間、セキュリティ設定やソフトウェアインストールを含めると2〜3時間程度です。アップデートのダウンロードやディスク暗号化は時間がかかるため、時間に余裕がある時に行いましょう。
Q2. Microsoftアカウント・Apple IDは必ず作成する必要がありますか?
A2. はい。Windows 11では全エディションでMicrosoftアカウントが必須、MacでもiCloudやApp Storeの利用にApple IDが必要です。学生の場合、Office 365やiCloudストレージなどの学生特典も利用できるため、作成を強く推奨します。
Q3. ウイルス対策ソフトは別途購入する必要がありますか?
A3. 基本的に不要です。Windows 11のWindows DefenderやmacOSのXProtectは十分に高性能で、追加のウイルス対策ソフトは基本的に必要ありません。ただし、企業環境や特別な要件がある場合は検討してください。
Q4. プライバシー設定ではどの項目をオフにすべきですか?
A4. 個人情報保護の観点から、広告識別子、位置情報(不要なアプリ)、診断データ共有をオフにすることを推奨します。ただし、一部の便利機能が制限される場合があるため、バランスを考えて設定してください。
Q5. ディスク暗号化は必ず設定すべきですか?
A5. 強く推奨します。特にノートPCの場合、盗難や紛失時のデータ保護に不可欠です。ただし、パスワードを忘れるとデータが永久に失われるため、回復キーは必ず安全な場所に保管してください。
Q6. 学生版ソフトウェアの認証に失敗します
A6. 以下を確認してください:①学生証の有効期限、②大学のメールアドレスを使用しているか、③インターネット接続状況、④ソフトウェアメーカーの学生認証システムの状況。それでも解決しない場合は、大学のIT部門やソフトウェアメーカーのサポートに問い合わせてください。
Q7. バックアップはどの程度の頻度で行うべきですか?
A7. 重要なデータは毎日、システム全体は週1回程度の自動バックアップを推奨します。OneDriveやiCloudなどのクラウドストレージを併用し、重要なファイルはリアルタイム同期を設定すると安心です。
Q8. 大学のWi-Fiに接続できません
A8. 大学のネットワークは特別な認証が必要な場合があります。①大学のIT部門で接続方法を確認、②学生証やIDでの認証が必要か確認、③プロキシ設定が必要か確認してください。多くの大学で専用の接続手順書が提供されています。
Q9. アップデートで設定が変わってしまいました
A9. 大型アップデートでは設定がリセットされる場合があります。事前に設定をメモまたはスクリーンショットで記録し、アップデート後に再設定してください。特にプライバシー設定は注意深く確認することを推奨します。
Q10. 複数のデバイスで設定を同期したい
A10. MicrosoftアカウントやApple IDでサインインすることで、多くの設定が自動同期されます。ブラウザのブックマーク、パスワード、アプリの設定など、クラウド経由で同期可能です。ただし、セキュリティ上重要な設定は各デバイスで個別に確認してください。
Q11. 初期設定を間違えた場合、やり直しできますか?
A11. ほとんどの設定は後から変更可能です。重大な問題がある場合は、Windowsなら「このPCをリセット」、Macなら「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期状態に戻せます。ただし、データが失われるため事前にバックアップを取ってください。
Q12. 卒業後はどうすればよいですか?
A12. 学生版ソフトウェアのライセンス確認、大学アカウントの処理、個人データの移行を行ってください。また、PCを処分する場合は適切なデータ消去が必要です。
🗑️ PC処分時の注意点:大学生のパソコン処分方法とデータ消去の注意点
8. まとめ
PC初期設定は面倒に感じるかもしれませんが、適切に行うことで4年間の大学生活を安全・快適に過ごすことができます。特にセキュリティ設定は後回しにせず、初期設定と同時に必ず実施してください。
🎯 初期設定成功のポイント
- 事前準備を怠らない: 必要な情報・アカウントを事前に用意
- セキュリティファースト: 利便性よりもセキュリティを優先
- 段階的に進める: 一度に全てやろうとせず、優先順位をつけて実施
- 設定記録を保持: 重要な設定は記録しておく
- 定期的な見直し: セキュリティ設定は定期的に確認・更新
- パスワードや回復キーは安全な場所に保管
- 学生版ソフトウェアの利用規約を必ず確認
- 定期的なバックアップの習慣をつける
- 不明な点は早めに大学のIT部門に相談
このガイドに従って設定を行えば、安全で快適なPC環境を構築できます。問題が発生した場合は、トラブルシューティング セクションを参考にしてください。充実した大学生活のために、しっかりとした基盤を作りましょう。