大学生パソコン選びで予算を抑えたい方必見!Chuwiをはじめとする中華ノートPCは、その価格の安さで大学生から注目を集める一方、「セキュリティは大丈夫?」「品質は?」といった不安の声も聞かれます。この記事では、大学生の視点から、Chuwiなどの格安中華ノートPCのメリット・デメリットを徹底検証し、セキュリティリスク、品質、サポート、購入時の注意点に加え、一般向け解説動画の事例や激安PCのトラブル事…
大学Wi-Fiでパスワードが盗まれる?学生が今すぐやるべきセキュリティ対策6選【2026年版】
- 公開日:2026/2/9
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大学Wi-Fiでパスワードが盗まれる?学生が今すぐやるべきセキュリティ対策6選【2026年版】
「大学のWi-Fiって、本当に安全なんだろうか…」「カフェで課題をやるとき、パスワードが盗まれたりしない?」
こんな不安を感じたことはありませんか?実は、大学生の皆さんが日常的に使っているWi-Fi環境には、思っている以上のリスクが潜んでいます。
しかし、安心してください。この記事では、20年にわたるパソコンサポートの実務経験から、「本当に必要なセキュリティ対策」だけを厳選して解説します。
結論を先にお伝えすると:セキュリティ被害の9割は、「無知」と「放置」が原因です。基本的な設定と怪しいサイトへの警戒心があれば、ほとんどの脅威は防げます。
この記事でわかること
- 大学Wi-Fi・フリーWi-Fiで実際に起きている被害事例
- Windows Defenderだけで十分なのか(第三者評価データ付き)
- 無料でできる6つの具体的セキュリティ設定
- 偽警告・サポート詐欺の最新手口と正しい対処法
- VPNは本当に必要?学生向け判断基準
注:セキュリティリスクや対策方法は、利用環境やデバイスによって異なります。この記事では一般的な大学生の利用シーンに焦点を当てていますが、より高度な対策が必要な場合もあります。
⚠️ 重要な前提
この記事で紹介する対策は、一般的な脅威に対する基本的な防御策です。100%の安全を保証するものではありません。重要な個人情報や金銭を扱う作業は、信頼できるネットワーク環境で行うことを強く推奨します。
大学生が直面するセキュリティリスクの実態
学内Wi-Fi・フリーWi-Fiを日常的に使う大学生特有のリスク
大学生の皆さんは、毎日のようにさまざまなWi-Fi環境を利用していますよね。講義の合間に図書館で課題を進めたり、学食でSNSをチェックしたり、駅前のカフェでレポート作成したり。
こうした「便利さ」の裏には、実は大きなリスクが潜んでいます。
2026年1月、IPA(情報処理推進機構)が発表した「情報セキュリティ10大脅威2026」では、教育機関を狙ったサイバー攻撃が急増していることが報告されました。特に以下のようなリスクが指摘されています:
- 中間者攻撃(Man-in-the-Middle攻撃):Wi-Fiの通信経路に攻撃者が割り込み、送受信されるデータを盗み見る攻撃
- 偽アクセスポイント(Evil Twin攻撃):正規のWi-Fi名に似せた偽のアクセスポイントを設置し、接続してきたユーザーの情報を盗む手口
- パスワードの盗聴:暗号化されていない通信を傍受し、ログイン情報やクレジットカード番号を窃取
- マルウェア配布:脆弱なWi-Fi経由でウイルスやランサムウェアを送り込む攻撃
特に、大学のキャンパスや学食、図書館、カフェなど、多くの人が同じWi-Fiに接続する環境では、攻撃者にとって「狙いやすい環境」になっています。
💡 フリーWi-Fiは「オープンな郵便」
フリーWi-Fiでの通信は、封をしていないハガキで手紙を送るようなものです。配達の途中で誰かが内容を読もうと思えば読めてしまいます。一方、暗号化された通信(HTTPS)は、封筒に入れて鍵をかけた状態。途中で盗み見られる心配がぐっと減ります。
実際に起きた被害事例(パスワード漏洩・アカウント乗っ取り・ウイルス感染)
「自分は大丈夫」と思っていませんか?実は、当店に相談に来られる大学生の中にも、実際に被害に遭われた方が少なくありません。
20年のサポート実績の中で、実際に起きた被害事例をいくつかご紹介します(個人情報保護のため、内容は一部変更しています):
ケース1:カフェのフリーWi-Fiでパスワード漏洩
状況:駅前のカフェで課題作成中、いつも使っているクラウドサービスにログイン。数日後、アカウントに不正アクセスされ、保存していたレポートが全て削除された。
原因:暗号化されていないフリーWi-Fiで、HTTPサイトにパスワードを入力していた。中間者攻撃により、パスワードが盗まれた可能性が高い。
ケース2:偽警告からのサポート詐欺被害
状況:ネットサーフィン中に突然「ウイルスに感染しています!今すぐお電話を」という警告画面と大音量の警告音。慌てて表示された番号に電話し、遠隔操作ソフトをインストールさせられた。
結果:サポート料金として3万円を請求され、クレジットカード情報まで提供してしまった。
ケース3:パスワード使い回しで複数サービスが乗っ取られた
状況:ある通販サイトから情報漏洩が発生。同じパスワードを使い回していたため、SNS、メール、大学ポータルサイトまで次々に不正ログインされた。
被害:SNSアカウントから友人に詐欺メッセージが送信され、大学のアカウントも一時使用不能に。
ケース4:アップデート放置でランサムウェア感染
状況:「後で更新します」を何ヶ月も選択し続けた結果、既知の脆弱性を狙ったランサムウェアに感染。PCに保存していた卒論データが全て暗号化され、読み取れなくなった。
結果:身代金を要求されたが支払わず、最終的にデータは失われた。バックアップもなく、卒論を一から書き直すことに。
これらの事例に共通するのは、「基本的なセキュリティ対策をしていれば防げた」という点です。
中古PC・格安PCユーザーが特に注意すべき点
予算の都合で中古PCや格安PCを選ぶ学生さんも多いと思います。実は、PC自体が古いことよりも、「OSのサポート状況」と「初期設定」が重要です。
中古PC・格安PC購入時にチェックすべきこと
- OSのバージョン確認:Windows 10以降で、サポート期限内か確認(Windows 10は2025年10月にサポート終了)
- Windows Updateの実行:購入後すぐに最新の状態に更新
- プリインストールソフトの確認:不要なソフトや怪しいソフトがインストールされていないか
- 初期パスワードの変更:工場出荷状態のパスワードは必ず変更
- ファイアウォールとWindows Defenderの有効化確認:オフになっていないか
重要:特に中国製の格安PCや、出所不明の中古PCでは、マルウェアがプリインストールされているケースも報告されています。購入時は信頼できる販売店を選び、初期設定を慎重に行いましょう。詳しくは中国製・格安PCのセキュリティリスクと対策をご覧ください。
また、大学生向けのPC選びやセキュリティの総合的な情報は、大学生向けPC選びとセキュリティの総合ガイドでも詳しく解説しています。
大学Wi-Fi・フリーWi-Fiで「本当に危険なこと」とは?
Wi-Fi経由でパスワードが盗まれる仕組み(中間者攻撃とは)
「Wi-Fi経由でパスワードが盗まれる」と聞いても、具体的にどういう仕組みなのか、イメージしにくいですよね。ここでは、最も代表的な攻撃手法である「中間者攻撃(Man-in-the-Middle攻撃、略してMitM攻撃)」について解説します。
💡 中間者攻撃は「盗聴器を仕掛けた電話線」
中間者攻撃は、あなたと友達の間の電話線に、誰かがこっそり盗聴器を仕掛けているようなものです。二人は普通に会話しているつもりでも、第三者がすべての会話内容を聞いています。さらに悪質な場合、会話の内容を改ざんして、まったく違う言葉を伝えることもできます。
中間者攻撃の具体的な流れ:
特に危険なのが「Evil Twin(邪悪な双子)攻撃」と呼ばれる手口です。これは、正規のWi-Fi名(SSID)にそっくりな偽のアクセスポイントを設置する方法です。
例えば、カフェの正規Wi-Fi名が「CafeWiFi」だとすると、攻撃者は「CafeWiFi_Free」「CafeWiFi-Guest」など、似た名前の偽Wi-Fiを設置します。うっかり偽のWi-Fiに接続してしまうと、すべての通信が攻撃者に筒抜けになってしまいます。
HTTPS接続の重要性(鍵マークの確認方法)
中間者攻撃から身を守る最も基本的な方法が、「HTTPS接続」の確認です。
HTTPSとは、通信内容を暗号化してやり取りする仕組みです。仮に中間者攻撃を受けても、暗号化されているため、攻撃者は内容を読み取れません。
HTTPS接続の確認方法
- ブラウザのアドレスバーに鍵マーク🔒が表示されているか確認
- URLが「https://」で始まっているか確認(「http://」ではない)
- 鍵マークをクリックすると、証明書情報が表示される(正規のサイトか確認可能)
⚠️ 公共Wi-Fi利用時の鉄則
フリーWi-Fiや学内Wi-Fi利用時は、必ず鍵マーク🔒を確認してからログイン情報を入力してください。鍵マークがないサイトでは、パスワードやクレジットカード情報を絶対に入力しないこと。HTTPサイトでは、通信内容が平文(暗号化されていない状態)で送信されるため、簡単に盗聴されます。
近年、主要なWebサイト(Google、Amazon、銀行サイトなど)はほぼすべてHTTPSに対応していますが、古い個人サイトや一部の掲示板などでは、まだHTTPのままのサイトも存在します。
VPNは学生にも本当に必要なのか?(コストと効果のバランス)
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット通信を暗号化し、第三者から通信内容を保護する技術です。フリーWi-Fiのリスク対策として、VPN利用が推奨されることも多いですが、学生にとって本当に必要なのでしょうか?
VPNの仕組みと効果:
- すべての通信を暗号化し、中間者攻撃から保護
- 自分の本当のIPアドレスを隠せる
- 地域制限のあるコンテンツにアクセス可能(海外サイトなど)
VPNが必要な学生
こんな人におすすめ:
- カフェや駅、空港などのフリーWi-Fiを頻繁に利用する
- 外出先で重要な情報(オンラインバンキング、クレジットカード情報など)を扱うことが多い
- 海外のサイトに頻繁にアクセスする
- プライバシー保護を重視したい
推奨:有料VPNサービス(月額数百円程度から)
VPNの優先度が低い学生
当てはまる人:
- 主に学内Wi-Fiや自宅Wi-Fiを利用
- 外出先ではHTTPSサイトしか使わない
- 重要な作業は信頼できる環境でのみ行う
- 予算が限られている
代替策:基本的なセキュリティ設定を徹底し、公共Wi-Fiでの重要作業を避ける
⚠️ 無料VPNには要注意
「無料VPN」として提供されているサービスの中には、逆にユーザーの通信内容を記録・販売したり、マルウェアを配布したりする悪質なものも存在します。VPNを使うなら、信頼できる有料サービスを選びましょう。「無料」には必ず理由があります。
現実的な判断基準:まず、この後で紹介する「無料でできる基本対策」を完璧に実施してください。それでも不安が残る場合、またはフリーWi-Fi利用が非常に多い場合に、VPN導入を検討するのが現実的です。
Windows Defenderだけで十分?有料ソフトとの違い
Windows Defenderの実力(第三者機関の評価結果)
「セキュリティソフトを買わないと危ない」と思っていませんか?実は、Windows 10/11に標準搭載されている「Windows Defender(正式名称:Microsoft Defender)」は、近年非常に優秀になっています。
第三者評価機関による最新の評価結果を見てみましょう:
AV-TEST評価(2026年1月時点)
Protection(保護性能):6.0/6.0 ⭐満点
Performance(動作の軽さ):6.0/6.0 ⭐満点
Usability(使いやすさ):6.0/6.0 ⭐満点
総合評価:Top Product認定(最高評価)
実際の検出率
既知のマルウェア検出率:99.9%以上
ゼロデイ攻撃検出率:99.6%
誤検知率:非常に低い
※有料製品の上位製品と同等レベル
驚くかもしれませんが、基本的なウイルス対策としては、Windows Defenderで十分なのです。
実際、複数の専門家が「一般的な個人ユーザーにとって、Windows Defenderは追加ソフトなしでも十分な防御力がある」と評価しています(2026年1月時点)。
有料セキュリティソフトが優れている点(追加機能の比較)
では、有料のセキュリティソフトは不要なのでしょうか?いいえ、有料製品には「追加機能」という明確な価値があります。
有料製品が提供する主な追加機能:
- VPN機能:通信の暗号化(フリーWi-Fi利用時に安心)
- パスワードマネージャー:パスワードの安全な保管と自動入力
- フィッシング対策の強化:より高度な詐欺サイト検出
- ランサムウェア対策の強化:重要フォルダの保護機能
- 保護者機能:有害サイトのブロック、利用時間制限
- ファイル暗号化:重要データの暗号化保存
- 複数デバイス対応:PC、スマホ、タブレットをまとめて保護
- 専門サポート:電話やチャットでの技術サポート
「無料で基本対策+必要に応じて有料」が現実的な選択肢
予算が限られている大学生にとって、最も現実的なアプローチは「段階的導入」です:
有料セキュリティソフトを検討すべきケース
- カフェや空港などのフリーWi-Fiを毎日利用する(VPN機能が欲しい)
- パスワード管理が苦手で、覚えきれない(パスワードマネージャーが欲しい)
- 卒論など絶対に失いたくない重要データがある(ランサムウェア対策強化)
- PC操作に不慣れで、万が一のときに専門サポートが必要
- PCだけでなく、スマホやタブレットもまとめて保護したい
重要なポイント:高額な有料ソフトを買う前に、まず「基本対策」を徹底してください。実際、当店に相談に来られる学生さんの多くは、有料ソフトを入れていても、基本設定ができていないために被害に遭っています。どんな高性能なソフトも、基本を疎かにしては意味がありません。
【無料でできる】大学生が今すぐ設定すべき6つのセキュリティ対策
ここからが、この記事の最重要セクションです。無料でできる、しかし効果絶大な6つの対策を、具体的な手順とともに解説します。
これらをすべて実施すれば、セキュリティリスクの9割は防げます。今すぐ、一つずつ確認していきましょう。
対策①Windows Updateの自動化とファイアウォール有効化
「後で更新します」ボタンを押し続けていませんか?これが最も危険な習慣です。
2026年1月のWindows Update では、なんと114件もの脆弱性が修正されました。その中には、すでに悪用が確認されているゼロデイ脆弱性も含まれています。アップデートを放置すると、これらの「既知の弱点」を狙った攻撃にさらされ続けることになります。
💡 アップデートは「家の鍵の修理」
脆弱性とは、家の鍵に壊れた部分があるようなものです。泥棒がその弱点を知っていれば、簡単に侵入できます。アップデートは、その壊れた鍵を新しいものに交換する作業です。「面倒だから後で」と先延ばしにすると、鍵が壊れたまま、誰でも入れる家に住み続けることになります。
Windows Updateを自動化する手順(Windows 11の場合):
ファイアウォールの確認方法:
ファイアウォールが有効か確認する手順
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
- 「ドメインネットワーク」「プライベートネットワーク」「パブリックネットワーク」すべてで、ファイアウォールが「オン」になっているか確認
- もしオフになっていたら、即座にオンに切り替える
⚠️ 絶対にやってはいけないこと
「ゲームが動かない」「ソフトがインストールできない」という理由で、ファイアウォールを無効にしたまま放置しないでください。これは、家のドアを開けっ放しにして外出するようなものです。どうしても無効にする必要がある場合は、作業が終わったら必ず再度有効化してください。
対策②ブラウザのセキュリティ設定(Chrome/Edge/Firefox)
普段使っているブラウザの設定、初期状態のままになっていませんか?少しの設定変更で、セキュリティが大幅に向上します。
Google Chrome の推奨設定:
- セーフブラウジング:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「セキュリティ」→「保護強化機能」または「標準保護機能」を選択(「保護機能なし」は絶対に選ばない)
- HTTPSファーストモード:「常にセキュアな接続を使用する」をオン
- Cookie設定:「サードパーティのCookieをブロックする」をオン
- 拡張機能の見直し:使っていない拡張機能は削除(不要な拡張機能が情報を盗むケースもあります)
Microsoft Edge の推奨設定:
- Microsoft Defender SmartScreen:「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「Microsoft Defender SmartScreen」をオン
- トラッキング防止:「バランス」または「厳重」を選択
- HTTPSのみモード:「自動的にHTTPSに切り替える」をオン
Mozilla Firefox の推奨設定:
- 強化型トラッキング防止:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「厳格」を選択
- 危険な詐欺コンテンツをブロック:すべてのチェックボックスをオン
- HTTPSオンリーモード:「すべてのウィンドウでHTTPSオンリーモードを有効にする」をオン
対策③二段階認証(2FA)の設定(Google/Microsoft/SNS)
パスワードだけでは、もはや十分ではありません。二段階認証(2FA)は、アカウント乗っ取りを防ぐ最強の盾です。
二段階認証とは、パスワードに加えて「もう一つの確認手段」を追加する仕組みです。仮にパスワードが漏れても、第二の確認がないとログインできないため、不正アクセスを防げます。
Googleアカウントの2FA設定
手順:
- Googleアカウント管理ページにアクセス
- 「セキュリティ」→「2段階認証プロセス」
- 「使ってみる」をクリック
- スマホの電話番号を登録
- 認証アプリ(Google Authenticator推奨)を設定
Microsoftアカウントの2FA設定
手順:
- account.microsoft.com にアクセス
- 「セキュリティ」→「高度なセキュリティオプション」
- 「2段階認証」→「有効にする」
- スマホのMicrosoft Authenticatorアプリをダウンロード
- QRコードをスキャンして設定完了
その他、必ず2FAを設定すべきサービス:
- 大学のポータルサイト(大学が提供している場合)
- X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなどの主要SNS
- Amazon、楽天などのオンラインショッピングサイト
- オンラインバンキング
- クラウドストレージ(Dropbox、OneDriveなど)
2FA設定時の注意点
- バックアップコードを必ず保存(スマホを紛失した時のため)
- SMS認証よりも、認証アプリの方がセキュリティが高い
- スマホを機種変更する前に、認証アプリの移行手順を確認
対策④怪しいサイト・メール・リンクの見分け方
どんなに高性能なセキュリティソフトを使っていても、「あなた自身が騙されてクリックする」ことは防げません。フィッシング詐欺やマルウェア配布サイトを見抜く力が必要です。
フィッシングメールの典型的な特徴:
⚠️ こんなメールは要注意
- 緊急性を強調:「今すぐ対応しないとアカウントが停止されます」
- 不自然な日本語:誤字脱字、敬語の間違い、翻訳ソフトっぽい表現
- 不審な送信元:公式に見えるが、ドメインが微妙に違う(例:amaz0n.comなど)
- 個人情報の要求:「パスワードを確認してください」「クレジットカード情報を再入力」
- 添付ファイル:心当たりのない添付ファイル(.exe、.zip、.docmなど)
リンクをクリックする前のチェック方法:
「クリックする前に一呼吸」の習慣化:
- メールのリンクをクリックする前に、「本当にこのメールは正規のものか?」と自問する
- 急かされても慌てない(詐欺は必ず緊急性を煽ります)
- 不安な場合は、メールのリンクではなく、ブラウザから公式サイトに直接アクセス
対策⑤公共Wi-Fi利用時の「やってはいけないこと」リスト
公共Wi-Fiは便利ですが、絶対にやってはいけないことがあります。
⚠️ フリーWi-Fiで絶対にNGな行動
- オンラインバンキングの利用:残高照会、振込などの金融取引
- クレジットカード情報の入力:通販サイトでの購入手続き
- 重要なパスワードの変更:メールアカウント、SNS、大学ポータルのパスワード変更
- 機密情報を含むファイルのやり取り:個人情報、卒論、研究データなど
- 暗号化されていないサイト(HTTP)へのログイン:鍵マークがないサイト
どうしても必要な場合の対処法:
- スマホのテザリングに切り替える:自分の携帯回線を使う(最も安全)
- 信頼できるVPNを使用:有料の信頼性が高いVPNサービス
- 作業を後回しにする:自宅や学内Wi-Fiに接続できる環境まで待つ
公共Wi-Fi利用時の安全チェックリスト
- 接続先のWi-Fi名が正規のものか確認(店員に確認するのが確実)
- アクセスするサイトにHTTPS(鍵マーク)があるか確認
- ファイル共有設定をオフにする(Windowsの「ネットワークと共有センター」で設定)
- 作業が終わったら、Wi-Fiから切断し、保存されたネットワークを削除
対策⑥定期的なパスワード変更と使い回し禁止
「パスワードは全サービス同じ」「覚えやすい単純なパスワード」…これは最も危険な習慣です。
2026年1月には、1億8,400万件もの大規模な情報漏洩が発生したと報じられました。もしあなたがパスワードを使い回していたら、1つのサービスから漏れただけで、すべてのアカウントが危険にさらされます。
強力なパスワードの作り方:
- 12文字以上:理想は15文字以上
- 大文字・小文字・数字・記号を混ぜる:例:My$tUdy2026!ToKyo
- 辞書に載っている単語を避ける:「password」「123456」などは一瞬で破られます
- 個人情報を使わない:誕生日、名前、電話番号は避ける
- サービスごとに異なるパスワードを使う:使い回し厳禁
パスワード管理の現実的な方法:
- パスワードマネージャーを使う:Bitwarden(無料)、1Password、LastPass(一部有料)など
- ブラウザの保存機能を使う場合:PCに第三者がアクセスできない状況でのみ推奨
- 紙のノートに書く:意外と安全(デジタルで盗まれるリスクがない)。ただし、紛失に注意
パスワード変更の目安:
- 重要なアカウント(大学、メール、銀行):3~6ヶ月ごと
- SNSやショッピングサイト:6ヶ月~1年ごと
- 情報漏洩が報じられたサービス:即座に変更
パスワード管理とアップデート習慣の正解
ブラウザにパスワードを保存するのは危険?パスワードマネージャーとの違い
「Google Chromeにパスワードを保存していいの?」これは、学生さんからよく受ける質問です。
結論から言うと:ブラウザ保存は便利ですが、いくつかのリスクがあります。一方、専用のパスワードマネージャーは、より高いセキュリティを提供します。
ブラウザのパスワード保存機能
メリット:
- 無料で使える
- 設定が簡単
- 自動入力が便利
デメリット:
- PCが盗まれたり、他人に貸したりすると、保存されたパスワードが見られる可能性
- マルウェアに感染すると、保存されたパスワードが盗まれるリスク
- ブラウザを複数使っていると同期が面倒
専用パスワードマネージャー
メリット:
- 強力な暗号化で保護される
- マスターパスワードがないとアクセス不可
- 複数デバイスで同期できる
- 強力なパスワードを自動生成
- 情報漏洩の通知機能
デメリット:
- 高機能版は有料(月額数百円程度)
- マスターパスワードを忘れると全てにアクセス不可
- 初期設定に少し手間がかかる
学生におすすめの選択肢:
- 無料で始めたい:Bitwarden(無料版でも高機能)、Google Password Manager
- より高いセキュリティが欲しい:1Password(学生割引あり)、LastPass、Keeper
- 予算がない:ブラウザ保存を使うが、マスターパスワード(Windowsログイン)を必ず設定
OSとアプリケーションのアップデートを後回しにする本当のリスク
「更新してくださいって、また出てる…面倒だな」と思って「後で」ボタンを押していませんか?
実は、この「後で」が命取りになります。
2026年1月のWindows Updateでは、114件もの脆弱性が修正されました。その中には、すでに攻撃者に悪用されている「ゼロデイ脆弱性」も含まれていました。アップデートを放置すると、攻撃者に「どうぞ侵入してください」と言っているようなものです。
実際に起きた被害事例:Windows Updateを数ヶ月放置していた学生さんのPCが、既知の脆弱性を狙ったランサムウェアに感染。卒論データが全て暗号化され、復旧できなくなりました。もしアップデートを実施していれば、防げた被害です。
⚠️ Windows 10ユーザーへ重要なお知らせ
Windows 10は、2025年10月にサポートが終了しました。サポートが終了したOSは、今後セキュリティアップデートが提供されないため、新たな脆弱性が発見されても修正されません。Windows 10をお使いの方は、早急にWindows 11へのアップグレードを検討してください。詳しくはWindows 10サポート終了への対応ガイドをご覧ください。
アップデートすべきもの:
- Windows OS:月1回の定期アップデート(Patch Tuesday)は必ず実施
- ブラウザ:Chrome、Edge、Firefoxなどは自動更新をオンに
- Adobe Reader、Java:古いバージョンは脆弱性の宝庫
- Zoom、Teams:オンライン授業で使うアプリも定期的に更新
セキュリティ習慣のチェックリスト(月1回・学期ごと)
セキュリティ対策は、一度設定したら終わりではありません。定期的なチェックが大切です。
月1回チェックすべきこと
- Windows Updateが最新か確認
- ブラウザとよく使うアプリが最新版か確認
- Windows Defenderでフルスキャンを実行
- 不要なアプリ・拡張機能を削除
- ディスク容量を確認し、不要ファイルを整理
学期ごと(3~6ヶ月)にチェックすべきこと
- 重要なパスワードを変更(大学アカウント、メールなど)
- 二段階認証の設定を見直し
- 重要データのバックアップを実施(外付けHDDやクラウド)
- スマホのOSとアプリも更新
- 不要になったアカウントは削除
これらを習慣化すれば、セキュリティリスクは劇的に下がります。カレンダーに「セキュリティチェックの日」を設定しておくと、忘れずに実施できますよ。
「あなたのPCは危険です」偽警告・サポート詐欺の見抜き方
偽セキュリティ警告の典型的なパターン(画面例付き)
突然、画面いっぱいに「ウイルスに感染しました!」という警告と、けたたましい警告音。電話番号が大きく表示され、「今すぐお電話ください」…
これは100%偽物です。IPA(情報処理推進機構)が「サポート詐欺」として注意喚起している、典型的な詐欺の手口です。
2026年1月発表の「情報セキュリティ10大脅威2026」でも、サポート詐欺は7年連続でランクインしており、被害が後を絶ちません。
偽警告の典型的な特徴:
- 大音量の警告音:「ピーピー」「ブーブー」という電子音や、音声で「あなたのコンピュータはウイルスに感染しています」
- 画面を占拠:ブラウザを閉じられない、全画面表示で他の操作ができない
- 電話番号の表示:「マイクロソフトサポート」「Windowsサポート」などと称する電話番号
- 緊急性の強調:「今すぐ対処しないとデータが失われます」「個人情報が盗まれています」
- ロゴの悪用:MicrosoftやWindowsのロゴを無断使用(公式には見えるが偽物)
⚠️ 覚えておいてください
Microsoftや正規のセキュリティ会社が、ブラウザ上で警告音を鳴らしたり、電話番号を表示したりすることは絶対にありません。本物のWindows Defenderの警告は、デスクトップ右下の通知領域にひっそりと表示されるだけです。音も鳴りません。
偽警告が表示された時の正しい対処法(絶対に電話しない)
もし偽警告が表示されてしまったら、慌てずに以下の手順で対処してください。
ブラウザが閉じられない場合の強制終了方法:
- 方法1:Ctrl + Shift + Esc キーを同時押し → タスクマネージャー起動 → ブラウザを選択して「タスクの終了」
- 方法2:Alt + F4 キーを同時押し(ブラウザが最前面にある状態で)
- 方法3:どうしても閉じられない場合、PCを強制終了(電源ボタン長押し)
ブラウザのキャッシュクリア方法(Chrome):
- Ctrl + Shift + Delete キーを同時押し
- 「期間」を「全期間」に設定
- 「閲覧履歴」「Cookie」「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
⚠️ もし電話してしまった場合
すでに電話してしまい、遠隔操作ソフトをインストールさせられた、クレジットカード情報を伝えてしまった場合は、以下を至急実施してください:
- ①ネットワークから即座に切断(Wi-Fi・有線LANをオフ)
- ②クレジットカード会社に連絡し、カードを停止
- ③警察に相談(最寄りの警察署、またはサイバー犯罪相談窓口)
- ④PCを初期化(遠隔操作ソフトが残っている可能性)
感染が疑われる場合の初動対応(切断→スキャン→相談)
偽警告ではなく、本当にウイルスに感染してしまったかもしれない…そんな時は、迅速かつ冷静な対応が必要です。
Windows Defenderオフラインスキャンの実行方法:
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」
- 「ウイルスと脅威の防止」→「スキャンのオプション」
- 「Microsoft Defender オフライン スキャン」を選択
- 「今すぐスキャン」をクリック(PCが再起動されます)
感染が疑われる兆候
- PCの動作が異常に遅くなった
- 勝手に広告が表示される
- 知らないソフトがインストールされている
- ブラウザのホームページが勝手に変わった
- ファイルが勝手に暗号化された(ランサムウェア)
専門家への相談先:
- IPA(情報処理推進機構):無料の相談窓口あり
- 警察のサイバー犯罪相談窓口:各都道府県警察に設置
- 当店の無料相談:20年の実績から、適切なアドバイスを提供(営業目的ではなく、本当に困っている方をサポートします)
重要:慌てて怪しいセキュリティソフトをインストールしたり、ネット上の「無料駆除ツール」をダウンロードしたりしないでください。それ自体がマルウェアである可能性があります。
よくある質問(FAQ)
Q1:VPNは大学生にも本当に必要ですか?
A:カフェや駅、空港などのフリーWi-Fiを頻繁に利用するなら、VPNの導入を推奨します。通信内容が暗号化されるため、中間者攻撃のリスクを大幅に下げられます。
一方、主に学内Wi-Fiや自宅Wi-Fiを使い、外出先ではHTTPSサイトしか閲覧しないのであれば、VPNの優先度は低いです。まずは基本的なセキュリティ設定を完璧にすることが先決です。
注意:無料VPNは、逆にユーザーの通信内容を記録・販売するリスクがあるため、使うなら信頼できる有料サービスを選びましょう。
Q2:中古PCや格安PCはセキュリティリスクが高いですか?
A:PC自体が新品か中古かよりも、OSのサポート状況と初期設定が重要です。Windows 10以降で、最新のWindows Updateが適用されていれば、中古PCでも十分安全に使えます。
ただし、購入時に以下を必ず確認してください:
- OSのサポート期限内か(Windows 10は2025年10月に終了)
- 不要なプリインストールソフトがないか
- Windows UpdateとWindows Defenderが有効か
特に中国製の格安PCや、出所不明の中古PCでは、マルウェアがプリインストールされているケースも報告されています。信頼できる販売店から購入しましょう。詳しくは中国製・格安PCのセキュリティリスクと対策をご覧ください。
Q3:スマホのセキュリティ対策も必要ですか?
A:必要です。スマホもPCと同様に、サイバー攻撃の対象になります。以下の基本対策を必ず実施してください:
- OSを最新に保つ:iOSやAndroidのアップデートを放置しない
- 公式ストア以外からアプリをインストールしない:特にAndroidは「提供元不明のアプリ」をオフに
- 二段階認証を設定:GoogleアカウントやApple IDなど
- 不要なアプリは削除:使っていないアプリが情報を抜き取るケースも
特にAndroidは、iPhoneに比べてマルウェアのリスクが高いため、注意が必要です。
Q4:ウイルスに感染したかもと思ったとき、最初にすべきことは?
A:以下の手順で、迅速に対応してください:
- ①ネットワークから即座に切断:Wi-Fi・有線LANをオフにする(被害拡大を防ぐ)
- ②Windows Defenderでフルスキャン:オフラインスキャンを実行
- ③検出されたマルウェアを削除:Windows Defenderの指示に従う
- ④不安が残る場合は専門家に相談:IPA、警察のサイバー犯罪相談窓口、または当店の無料相談へ
注意:慌てて怪しいセキュリティソフトをインストールしたり、ネット広告の「無料駆除ツール」をダウンロードしたりしないでください。それ自体がマルウェアである可能性があります。
Q5:公共Wi-Fiで絶対にやってはいけないことは?
A:以下の行為は、フリーWi-Fi利用時には絶対に避けてください:
- オンラインバンキング:残高照会、振込などの金融取引
- クレジットカード情報の入力:通販サイトでの購入手続き
- 重要なパスワードの変更:メールアカウント、SNS、大学ポータルのパスワード変更
- 暗号化されていないサイト(HTTP)へのログイン:鍵マークがないサイト
どうしても必要な場合は、スマホのテザリング(自分の携帯回線を使う)に切り替えるか、信頼できる有料VPNを使用してください。
まとめ:大学Wi-Fiでパスワードが盗まれる?学生が今すぐやるべきセキュリティ対策
この記事では、大学生が日常的に利用するWi-Fi環境でのセキュリティリスクと、無料でできる具体的な対策について解説しました。
- セキュリティ被害の9割は「基本設定」と「警戒心」で防げる:
中間者攻撃、偽警告、パスワード漏洩など、恐ろしく聞こえる脅威も、基本的な対策さえ徹底すれば、ほとんど防げます。「無知」と「放置」が最大の敵です。
- Windows Defenderは十分優秀。まず無料対策を完璧に:
第三者評価機関の最新データでも、Windows DefenderはTop Product認定を獲得しています。高額な有料ソフトを買う前に、基本設定を徹底しましょう。
- 今すぐ実施すべき6つの無料対策:
①Windows Updateの自動化、②ブラウザのセキュリティ設定、③二段階認証、④怪しいリンクの見分け方、⑤公共Wi-FiでのNG行動を避ける、⑥パスワード使い回し禁止。これらを実施するだけで、リスクは劇的に下がります。
- パスワード使い回し、アップデート放置が最大の敵:
2026年1月には114件もの脆弱性が修正されました。アップデートを「後で」と先延ばしにすると、既知の弱点を狙った攻撃にさらされ続けます。また、パスワードの使い回しは、1つのサービスから漏れただけで全アカウントが危険にさらされる最悪の習慣です。
- 偽警告に慌てず、冷静に対処(電話・支払い厳禁):
「ウイルスに感染しました!今すぐお電話を」という画面は100%偽物です。絶対に電話せず、ブラウザを強制終了し、キャッシュクリアで解決できます。
- 不安が残るなら、専門家への無料相談を活用:
どうしても不安が残る場合、または実際にトラブルに遭遇した場合は、IPA、警察のサイバー犯罪相談窓口、または当店の無料相談をご利用ください。20年の実務経験から、適切なアドバイスを提供します。
最後に:セキュリティ対策は「完璧」を目指す必要はありません。まず、この記事で紹介した基本対策を一つずつ実施してください。「基本を守れば9割防げる」、これが20年のサポート経験から得た結論です。
大学生活を安心して楽しむために、今日からセキュリティ習慣を始めましょう。何か困ったことがあれば、いつでもご相談ください。






