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Microsoft 365のインストールとライセンス認証の完全ガイド|個人向け・教育機関向けの手順を図解【2025年版】
- 公開日:2025/11/2
- 最終更新日:
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Microsoft 365のインストールとライセンス認証の完全ガイド|個人向け・教育機関向けの手順を図解【2025年版】
Microsoft 365(旧Office 365)は、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリをサブスクリプション形式で利用できるサービスです。購入後、パソコンにインストールして使い始めるには、「インストール」と「ライセンス認証」という2つの重要なステップが必要です。
この記事では、Microsoft 365のインストールとライセンス認証の具体的な手順を、個人向け(Personal/Family)と教育機関向け(Education)に分けて、初心者にもわかりやすく詳しく解説します。
💡 Microsoft 365のインストールは「ドアと電子キー」
Microsoft 365のインストールは、自宅(PC)にドア(Officeアプリ)を取り付けるようなものです。しかし、そのドアが完全に機能するためには、サブスクリプションという契約の「電子キー」をアカウント(あなたのID)に登録し、そのキーを使って定期的にドアを開け閉め(サインインとライセンス認証)して、キーが有効であることを確認する必要があります。もしキーの確認を30日以上怠ると、ドアは開かなくなって(機能制限モードになって)しまいます。
この記事を読めば、Microsoft 365のインストールからライセンス認証、そして定期的な認証の仕組みまで、すべてがわかります。
注:Microsoft 365のインストール手順は、購入方法(個人向けサブスクリプションか、教育機関などの包括契約か)によって細部が異なります。ご自身の契約形態を確認してから、該当するセクションをご参照ください。
⚠️ 重要な注意事項
Microsoft 365は、インストール後も定期的にインターネット接続してライセンス認証を行う必要があります(通常、30日に1回程度)。30日以上インターネット接続がない場合、Officeは機能制限モードに移行し、ドキュメントの編集や作成ができなくなります。
インストール・ライセンス認証の前提条件
Microsoft 365を利用するには、以下のものが必要です。
必要なもの
- Microsoftアカウントまたは教育機関/職場の専用アカウント(機構アカウント、大学のメールアドレスなど)
- インターネット接続(インストール時および定期的なライセンス認証に必要)
- パソコンまたはMac(Windows 10/11、macOS対応)
- 十分なストレージ容量(インストールには約4GB以上の空き容量が推奨)
💡 Microsoftアカウントは「図書館の利用カード」
Microsoftアカウントは、図書館の利用カードのようなものです。図書館(Microsoft 365)の本(Officeアプリ)を借りる(利用する)ためには、まず利用カード(アカウント)を作成し、カードに会員情報(ライセンス)を登録する必要があります。カードがないと、本を借りることも、読むこともできません。
一般向けMicrosoft 365 Personal/Familyのインストール手順
Amazonなどのオンラインコード版や公式サイトで購入した場合の一般的な流れです。
(1) ライセンスの紐付け(プロダクトキーの登録/利用手続き)
- 購入手続きを完了します。
- Amazonなどでオンラインコード版を購入した場合、購入通知メールや画面内に「プロダクトキー」または「利用手続きを開始する」というリンクが表示されます。
- ライセンスを自身のMicrosoftアカウントに紐づけます。
- プロダクトキーが提供された場合: https://setup.office.comへアクセスし、保有するMicrosoftアカウントでサインイン後、プロダクトキーを入力して製品をアカウントに登録します。
- Microsoftアカウントをお持ちでない場合は、「アカウントを作成」から新規作成してください。
(2) インストーラーのダウンロード
- Microsoftアカウント管理画面のメニューより「サービスとサブスクリプション」を選択します。
- 対象のMicrosoft 365プラン(例:Personal)を確認し、「Officeのインストール」ボタン(または「デスクトップ アプリをインストールする」)をクリックして、インストールファイル(OfficeSetup.exeなど)をPCにダウンロードします。
(3) アプリケーションのインストール
- ダウンロードしたインストールファイル(OfficeSetup.exe)をダブルクリックし、画面に表示された指示通りに「実行」または「セットアップ」を進めます。
- インストールが完了すると、「準備ができました。」などのメッセージが表示されます。
【所要時間】 インストールには、インターネット接続速度やパソコンの性能によって、15分〜30分程度かかる場合があります。
(4) ライセンス認証(初回サインイン)
- インストール後、Word、Excel、PowerPointのいずれかのOfficeアプリを起動します。
- 「Officeへようこそ!」や「Officeライセンス認証」の画面が表示された場合、ダウンロード時にサインインしたMicrosoftアカウントでログインします。
- ライセンス契約に「同意する」を選択すると、インストールとライセンス認証が完了し、アプリが使用可能になります。
💡 ライセンス認証は「会員証を提示して入場」
ライセンス認証は、映画館に入る際に会員証(Microsoftアカウント)を提示するようなものです。チケット(ライセンス)を購入していても、入場口(Officeアプリ起動時)で会員証を提示しないと、中に入れません(アプリが使えません)。一度提示すれば、その後は自由に映画(Officeアプリ)を楽しめます。
教育機関・包括契約(Microsoft 365 Educationなど)のインストール手順
大学などが包括ライセンス(A3、A5など)を提供している場合、学生や教職員は学校から付与されたアカウント(機構アカウント、松大アカウントなど)を使用してインストールと認証を行います。
(1) サインインとインストーラーのダウンロード
- Microsoft 365ポータルサイト(例: https://www.office.com/ または https://m365.cloud.microsoft/)にアクセスし、学校から提供されたメールアドレス(ID)とパスワードを使用してサインインします。
- サインイン時、アカウントの確認画面(個人アカウントか職場/学校アカウントか)が表示された場合は、「職場または学校アカウント」を選択します。
- サインインに成功すると表示されるポータル画面(Microsoft 365 Copilotポータルなど)から、「アプリをインストール」または「Officeのインストール」を選択し、「Microsoft 365 Apps」をクリックしてインストールファイル(OfficeSetup.exeなど)をダウンロードします。
⚠️ 注意:個人アカウントと学校アカウントの違い
サインイン時に、個人用のMicrosoftアカウント(例:yourname@outlook.com)と学校アカウント(例:yourname@university.ac.jp)を間違えないように注意してください。教育機関向けライセンスを利用する場合は、必ず学校アカウントでサインインする必要があります。
(2) アプリケーションのインストール
- ダウンロードしたインストールファイル(OfficeSetup.exe)をダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを進めます(所要時間は15分〜30分程度かかる場合があります)。
- インストール完了後、「準備ができました。」と表示されたら画面を閉じます。PCの再起動が推奨される場合もあります。
(3) ライセンス認証
- インストールされたWordやExcelなどのOfficeアプリを起動します。
- 「Officeライセンス認証」画面が表示されたら、サインインした学校のアカウント(IDとパスワード)を入力し、認証を完了させます。
- 個人用のMicrosoftアカウントでサインインしていた場合は、一度サインアウトし、学校アカウントで再度サインインし直す必要があります。
- ライセンス契約に「同意する」をクリックすると、すべてのOfficeアプリが使用可能になります。
ライセンス認証と利用に関する重要な注意点
定期的なライセンス認証
Microsoft 365のデスクトップアプリは、ライセンスの有効性を確認するため、定期的にインターネット接続を必要とします(通常、30日に1回程度)。
30日以上インターネット接続がない場合、Officeは機能制限モードに移行し、ドキュメントの編集や作成ができなくなり、表示と印刷のみが可能となります。
💡 定期的なライセンス認証は「定期券の更新確認」
定期的なライセンス認証は、電車の定期券を改札で確認するようなものです。定期券(ライセンス)を持っていても、30日に1回は改札(インターネット接続)を通って、定期券が有効であることを確認する必要があります。確認を怠ると、改札を通れなくなり(機能制限モード)、電車に乗れなく(編集できなく)なります。
インストール可能台数と管理
- Microsoft 365 Personalや教育機関向けライセンス(A3など)の場合、1ユーザーあたり最大5台のPC/Mac、5台のタブレット、5台のスマートフォン(合計15台)にインストールし、同時に利用できます。
- 新しい端末にインストールするために台数制限を超過する場合や、使用しなくなった機器がある場合は、Microsoftアカウントの「アプリとデバイス」管理画面から、古い機器の情報を選択してサインアウト(ライセンスの開放)を行う必要があります。
インストール台数管理の手順
- Microsoftアカウント管理画面(https://account.microsoft.com/)にアクセス
- 「サービスとサブスクリプション」を選択
- 「デバイスの管理」または「アプリとデバイス」をクリック
- 使用しなくなった機器を選択し、「サインアウト」または「削除」をクリック
トラブルシューティング|よくある問題と対処法
Q1: 「ライセンス認証できません」と表示される
A: 以下の点を確認してください。
- インターネット接続を確認:ライセンス認証にはインターネット接続が必要です。
- 正しいアカウントでサインインしているか確認:個人用アカウントと学校アカウントを間違えていないか確認してください。
- サブスクリプションが有効か確認:Microsoft 365の契約が切れていないか、アカウント管理画面で確認してください。
Q2: インストールファイルがダウンロードできない
A: 以下の点を確認してください。
- ブラウザのキャッシュをクリア:ブラウザの設定から、キャッシュとCookieを削除してから再試行してください。
- 別のブラウザを試す:Microsoft Edge、Google Chrome、Firefoxなど、別のブラウザで試してください。
- セキュリティソフトを一時的に無効化:セキュリティソフトがダウンロードをブロックしている可能性があります。
Q3: 機能制限モードになってしまった
A: インターネットに接続し、Officeアプリを再起動してください。自動的にライセンス認証が行われ、機能制限モードが解除されます。それでも解除されない場合は、一度サインアウトし、再度正しいアカウントでサインインしてください。
Q4: 「インストール台数の上限に達しました」と表示される
A: Microsoftアカウント管理画面の「アプリとデバイス」から、使用しなくなった機器をサインアウト(削除)してください。これにより、新しい機器にインストールできるようになります。
よくある質問(FAQ)
Q1: Microsoft 365とOffice 2024の違いは?
A: Microsoft 365はサブスクリプション形式で、月額または年額で料金を支払い、常に最新バージョンのOfficeアプリを利用できます。一方、Office 2024は永続版で、一度購入すればずっと使えますが、バージョンアップはありません。また、Microsoft 365には、OneDriveのクラウドストレージ(1TB)や定期的なアップデートが含まれます。
Q2: プロダクトキーはどこで確認できますか?
A: Amazonなどで購入した場合、購入通知メールまたはアカウントの「ゲーム&ソフトウェアライブラリ」で確認できます。公式サイトで購入した場合は、購入確認メールに記載されています。
Q3: インストール後、オフラインで使えますか?
A: はい、インストール後はオフラインでも使用できます。ただし、30日に1回はインターネット接続してライセンス認証を行う必要があります。30日以上接続しないと、機能制限モードになります。
Q4: 学校のアカウントで個人のパソコンにインストールできますか?
A: はい、教育機関が包括ライセンスを提供している場合、学生や教職員は個人のパソコンにもインストールできます。ただし、卒業や退職後は、ライセンスが無効になるため、Officeアプリが使えなくなります。
Q5: Macにもインストールできますか?
A: はい、Microsoft 365はWindows PCだけでなく、Macにもインストールできます。ダウンロード時に、Mac版のインストーラーを選択してください。
💡 インストール前に確認すべきこと
自分に最適なOffice製品を選びましたか?
📋 まだ選んでいない方
🎓 無料版を検討中の方
🏫 大学生協版を検討中の方
まとめ|Microsoft 365のインストールは「アカウントへの紐付け」がカギ
Microsoft 365のインストールとライセンス認証は、ライセンスがアカウントに紐付いているため、インストールファイルを実行した後、アプリを起動して正しいアカウントでサインインすることが、ライセンスの鍵を開ける動作(アクティベーション)となります。
- 個人向け(Personal/Family): プロダクトキーをMicrosoftアカウントに登録し、インストーラーをダウンロードして実行。初回起動時に同じアカウントでサインインすることで、ライセンス認証が完了します。
- 教育機関向け(Education): 学校から付与されたアカウントでMicrosoft 365ポータルにサインインし、インストーラーをダウンロード。初回起動時に同じ学校アカウントでサインインすることで、ライセンス認証が完了します。
- 定期的なライセンス認証: Microsoft 365は、30日に1回程度、インターネット接続してライセンスの有効性を確認します。30日以上接続しないと、機能制限モードになり、編集ができなくなります。
- インストール可能台数: 1ユーザーあたり最大5台のPC/Mac、5台のタブレット、5台のスマートフォン(合計15台)にインストールできます。使わなくなった機器は、アカウント管理画面からサインアウト(削除)してください。
Microsoft 365のインストールは、初めての方には複雑に感じるかもしれませんが、基本的な流れを理解すれば、スムーズに完了できます。この記事の手順に従って、一つずつ進めていけば、安心してOfficeアプリを使い始められます。
最後に:インストールやライセンス認証で困ったことがあれば、Microsoftの公式サポートページ(https://support.microsoft.com/)を確認するか、大学のIT部門や専門業者にご相談ください。Microsoft 365を活用して、快適な学習・仕事環境を整えましょう。





