【2026年最新】非対応PCでも安心!Windows 11 25H2へアップグレードする初心者ガイド

  • 公開日:2025/10/19
  • 最終更新日:
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「Windows 10のサポート終了が迫っているのに、愛用のPCがWindows 11の要件を満たさない…」そんな不安を抱えている方は少なくありません。

愛用のノートパソコンがWindows 11のシステム要件を満たさず、「買い替えなければならないのか」と不安に感じていませんか?
MicrosoftはWindows 10のサポート終了日を2025年10月14日と公式に発表しています。サポート終了日の根拠はMicrosoftのライフサイクル情報で確認できます。Windows 10 Home and Pro のライフサイクル
この日以降、セキュリティ更新プログラムが停止されるため、インターネット接続を行うPCはサイバー攻撃の脅威にさらされてしまいます。特に、大学生の皆さんがレポート作成やオンライン授業で利用するPCのセキュリティは非常に重要です。

Windows 11はTPM 2.0や特定のCPUといった厳格な要件を設けており、まだ性能的に十分に使えるはずの古いPCが、アップグレード対象外になってしまうのは理不尽に感じられます。本記事では、非対応PCを延命させるための複数の選択肢を、リスクと共に正確にご紹介します。

⚠️ 重要:推奨される選択肢の優先順位

Microsoftは「要件を満たさないPCへのWindows 11インストールはサポート対象外で、更新プログラム提供が保証されない」旨を明記しています。非対応PCでの利用がサポート外である根拠は、Microsoftの公式手順ページで確認できます。Windows 11 のインストール方法(公式)
推奨される選択肢は順に:①Windows 11対応PCへの買い替え、②ESU(延長セキュリティ更新)の利用、③代替OS、④非公式アップグレード(最終手段・自己責任)です。

本記事の調査時点:2026年1月10日
仕様・配信状況・ツールの安全性は変動する場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

あなたに最適な選択肢診断フロー

  1. 予算があり、長期的な安心を求める → Windows 11対応PCへ買い替え(最も安全・推奨)
  2. Windows 10を安全に延命したい → ESU(延長セキュリティ更新) 個人向けは「1台あたり$30のワンタイム購入」を含む複数の加入方法
  3. Windowsアプリが不要 → ChromeOS Flex / Linux
  4. 上記すべて困難で、データ保持してアップグレードしたい → 方法1(コマンド回避)または方法2(ツール自動化)(自己責任)
  5. データ初期化しても良く、クリーンインストールしたい → 方法3(Rufus)(自己責任)

選択肢の総合比較表

選択肢費用安全性手間データ保持将来性
①PC買い替え高(5〜15万円)⭐⭐⭐⭐⭐中(データ移行必要)◯(移行作業必要)⭐⭐⭐⭐⭐
公式サポート継続
②ESU購入低(加入方法により異なる/$30ワンタイム購入を含む)⭐⭐⭐⭐☆低(購入/登録のみ)◎(そのまま)⭐⭐☆☆☆
2026/10/13まで
③代替OS移行無料⭐⭐⭐☆☆高(OS変更)△(互換性制限)⭐⭐⭐☆☆
Windowsアプリ不可
④非公式(保持)無料⭐⭐☆☆☆中(手順実行)◎(保持可能)⭐⭐☆☆☆
更新保証なし
⑤非公式(初期化)無料⭐⭐☆☆☆高(再設定必要)✕(初期化)⭐⭐☆☆☆
更新保証なし

推奨判断基準:試験・レポート締切前は作業しない / CPU世代が第7世代以前・メモリ4GB以下・HDD使用の場合は買い替えも検討 / セキュリティが最優先なら①または②

本記事を読むことで得られる3つのメリット

  1. 非対応PCの選択肢(公式推奨〜最終手段まで)を、リスクと共に正確に理解できる。
  2. 比較的手順が簡単で、レジストリ編集を伴わない非公式アップグレードの方法を、初心者でも迷わず実行できるようになる。
  3. 更新後の「動作が重い」「ライセンス認証が外れた」といったトラブルの対処法や、非対応PCを使い続ける際のリスク(自己責任)を正しく理解できる。

この記事は約15分で読み終えることができます。大切なデータを守り、快適な大学生活を送るための第一歩を踏み出しましょう。

25H2の基礎知識

基本的な定義・概要

Windows 11 バージョン 25H2(通称「Windows 11 2025 Update」)は、Microsoftが段階的な展開を行うWindows 11の年次機能更新プログラムです。バージョンの提供状況や年次更新(Home/Proのサポート期間など)の前提は、Microsoft Learnのリリース情報で確認できます。Windows 11 - release information(公式)

自分のPCが「25H2」か確認する方法(目安)
[設定] → [システム] → [バージョン情報] で「Windows の仕様(バージョン)」を確認するか、[Win]+[R] → winver と入力して表示される画面でバージョンを確認します。

Windowsのアップデートには、毎月第2火曜日に自動配布されるセキュリティ修正や不具合調整を主とした「通常アップデート」と、年に一度秋頃に配布される「年次機能更新プログラム」の2種類が存在します。25H2は後者にあたり、新しい機能の追加や仕様の変更、セキュリティ強化が含まれています。

この25H2は、以前のバージョンである24H2を実行しているデバイスに対しては、「イネーブルメントパッケージ(eKB)」と呼ばれる小さなスイッチのような形式で提供される場合があります。これにより、更新プロセスが高速化され、インストールが短時間で完了する傾向があります。

なぜ重要なのか

25H2へのアップグレードが特に重要となる理由は、「サポート期限の更新(リセット)」にあります。

Windows 11の各バージョンには、発行されてから通常、HomeおよびProエディションで2年間のサポート有効期限が設けられています。この期限が切れると、そのバージョンにはセキュリティ更新プログラムが提供されなくなります。

  • 例えば、2023年秋に配布された23H2を使用している場合、そのサポート期限は残りわずかであり、最新の25H2に手動でアップグレードしないと、すぐにセキュリティ更新を受け取れなくなる可能性があります。
  • 25H2へ更新することで、Home/Proエディションの場合、Microsoftライフサイクルによるとサポート期限が2027年10月12日まで(2年間のリセット)延長されます。サポート期限の根拠はMicrosoftのライフサイクル情報で確認できます。Windows 11 Home and Pro のライフサイクル

非対応PCユーザーへの重要なお知らせ

非対応PCでWindows 11を使用している場合、年次更新(25H2など)が自動で提供されないことがあります。そのため、最新のセキュリティ環境を維持したい非対応PCユーザーは、状況に応じて手動で更新を検討する必要があります(ただしMicrosoftの保証対象外です)。

また、25H2には以下の新機能や強化が段階的に提供されています。

セキュリティ強化

Microsoft Secure Future Initiativeに基づき、ビルド時および実行時の脆弱性検出の強化など、セキュリティが改善されています(段階的に展開)。

新機能の提供

一部のデバイス(Copilot+ PC)でのAI機能(Recall、Click to Doなど)が段階的に提供されており、File ExplorerにおけるAIアクションのサポート、Wi-Fi 7のサポート(対応デバイスの場合)などが含まれます。

システムのスリム化

レガシー機能であるPowerShell 2.0やWMIC(Windows Management Instrumentation command-line)ユーティリティが段階的に削除対象となっており、よりリーンな環境が提供されます。

よくある誤解・注意点

非対応PCで25H2へアップグレードする際には、Microsoft非公式の方法を利用するため、必ず以下の注意点を理解し、自己責任で実施してください。

重要:この方法は自己責任です

これらの方法は、Microsoftが定めたシステム要件を回避して無理やりWindows 11をインストールする行為に該当します。将来、この抜け道が塞がれる可能性はゼロではありません。

項目詳細とリスク
サポートの喪失最小システム要件を満たさないデバイスは、Microsoftからのサポートを受けられません。
更新プログラムの保証セキュリティ更新プログラムを含む今後のアップデートを受け取る保証はありません。現状では一部の非対応PCで通常アップデートが適用されている報告がありますが、将来も継続する保証はありません。
互換性の問題デバイスが誤動作する、または互換性の欠如によるPCの破損は、製造元の保証の対象外となります。
ライセンス認証の剥奪環境によっては、アップデート後に「ライセンス認証を行ってください」という透かしが表示され、プロダクトキーの再入力が必要になる場合があります。
アップデート後の動作Windows 10よりも動作が軽快になる事例もあれば、メモリ使用量が増加する可能性の報告もあります。

📌 この章の要点3行

  • 25H2は年次更新で、サポート期限が2027年10月12日までリセットされる
  • 非対応PCでは自動更新されない場合があるため、手動更新を検討する必要がある(保証なし)
  • セキュリティ強化や新機能が含まれるが、非対応PCでの利用はMicrosoftのサポート対象外

初心者向けステップガイド

非対応PCを25H2へアップグレードする方法はいくつかありますが、ここでは初心者でも失敗しにくい「setup.exe /product server」を使った非公式の回避方法を中心に、比較的実践しやすい方法とクリーンインストール向けの方法の3つをご紹介します。

⚠️ 大学生の皆さんへの重要な注意

以下の作業は、試験期間中・レポート締切直前には絶対に実施しないでください。

  • 作業には2〜4時間かかる場合があります
  • 失敗した場合、PCが使えなくなる可能性があります
  • 長期休暇や余裕のある週末に実施することを強く推奨します

🆘 失敗した場合の復旧導線(必ず事前に確認)

非公式アップグレードで問題が発生した場合、以下の順で復旧を試みてください:

  1. 10日以内の場合:[設定]→[システム]→[回復]→「復元」からWindows 10に戻す
  2. 10日を過ぎた場合:事前作成した回復ドライブからシステムを復元
  3. 起動しない場合:セーフモードで起動し、直前の更新をアンインストール(※環境により起動キー操作が効かない場合があります)
  4. 最終手段:Windows 10のクリーンインストール(データバックアップ必須)

このため、作業前の「データバックアップ」と「回復ドライブ作成」は絶対に省略しないでください。

【最優先】作業前のチェックリスト

アップグレード作業を始める前に、以下の準備を必ず完了させてください。失敗時のリスクを最小限に抑えるための重要な手順です。

必須項目内容理由
データのバックアップ重要データ(レポート、写真、設定ファイル)を外付けSSD/HDDまたはクラウド(OneDriveなど)に三重保護する。ISOファイルはMicrosoft公式サイトからダウンロードしたもののみを使用してください。ダウンロード導線はMicrosoft公式ページで確認できます。Windows 11 のダウンロード(公式)万が一のデータ破損や起動不能に備えるため。
回復ドライブの作成USBメモリ(16GB以上推奨)に回復ドライブを作成し、システムの復元ポイントも取得しておく。最悪の場合のシステム復旧に必要。
電源確保ノートPCの場合はACアダプターを接続し、作業中に電源が落ちないようにする。アップデート中の電源断はOS破損の直接的な原因となる。
空き容量確保Cドライブに最低20GB、推奨30GB以上の空き容量を確保する。インストール失敗やSSDの不具合を避けるため。
互換性の事前確認使用中の業務アプリ(Zoom、Teams、Office)、周辺機器(プリンターなど)がWindows 11に対応しているか確認する。アップグレード後のトラブルを避けるため。大学生の場合、学内VPN対応も要確認。

具体的な手順・方法1:代表的な非公式回避方法(コマンドライン)

この方法は、Windows 11のインストーラーに対し、ハードウェア要件が緩いWindows Serverのインストールであるかのように指定することで、TPMやCPUのチェックを回避する非公式の方法です。レジストリを直接編集するリスクがなく、既存のファイルやアプリを保持したままアップグレードできる場合があります。ただし、Microsoftの公式手順として案内されている方法ではなく、サポート対象外です(将来の動作や更新提供は保証されません)。

Windows 11 25H2 ISOファイルをダウンロード

  1. ブラウザーでWindows 11の公式ダウンロードページにアクセスします(ISO入手元の一次情報)。
  2. ページを下にスクロールし、「X64デバイス用 Windows 11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする」の項目を見つけます。
  3. ダウンロードの選択で「Windows 11(マルチエディションISO)」を選択し、製品の言語で「日本語」を選択後、「確認」をクリックします。
  4. 表示された「64-bit ダウンロード」ボタンをクリックし、ISOファイル(約7GB)をダウンロードします。

セキュリティ警告:ISOファイルは必ずMicrosoft公式サイトからのみダウンロードしてください。第三者サイトからのダウンロードは改ざんリスクがあります。

ISOファイルをマウントし、コマンドプロンプトを起動

  1. ダウンロードしたISOファイル(例:Win11_25H2_Japanese_x64.iso)を右クリックし、「マウント」を選択します。

補足: 「マウント」が表示されない場合は、「プログラムから開く」で「エクスプローラー」を選択してください。これにより、ISOファイルが仮想ドライブ(例:F: ドライブ)として開かれます。

  1. エクスプローラーで開かれた仮想ドライブのウィンドウ(ISOファイルの中身が表示されている状態)の上部にあるアドレスバーをクリックします。
  2. アドレスバーに表示されているテキストをすべて消し、半角で「CMD」と入力し、Enterキーを押します。
  3. コマンドプロンプトが起動し、カレントディレクトリがISOファイルのルートフォルダ(例:F:\>)になっていることを確認します。

25H2へのアップグレードを実行(非公式の回避コマンド)

  1. 起動したコマンドプロンプトに、以下の非公式の回避コマンドを半角で入力(またはコピー&ペースト)し、Enterキーを押します。

setup.exe /product server

注意:これはMicrosoftの公式手順ではないため、実行は自己責任です。将来使えなくなる可能性があります。

  1. ユーザーアカウント制御(UAC)のウィンドウが表示されたら、「はい」をクリックします。
  2. セットアップ画面の表示が通常と異なる場合がありますが、通常はダウンロードしたISOに基づいてセットアップが進みます。ただし公式サポート外のため、表示・挙動は環境により異なる可能性があります。気になる場合は中断し、②ESUや①買い替えも検討してください。

インストール設定と実行

  1. ライセンス条項が表示されたら「同意する」をクリックします。
  2. 「引き継ぐ項目を選んでください」の画面で、必ず「ファイル、設定、アプリを保持する」が選択されていることを確認します。

重要: これ以外のオプションを選択すると、データが消えてしまいます。

  1. 「次へ」に進むと、最終確認画面で「Windows 11をインストール」「ファイル、設定、アプリを保持する」にチェックが入っていることを確認し、「インストール」をクリックします。
  2. インストール中の表示は環境により異なることがあります。PCが数回再起動し、デスクトップ画面が表示されればアップグレード作業は完了です。

具体的な手順・方法2:初心者でも手順を簡略化できるツール自動化回避法(FlyOOBE)

コマンド入力に不慣れな初心者の方や、手動での手順を避けたい場合は、この作業を自動で行ってくれるサードパーティ製の支援ツール(FlyOOBEなど)を利用するという選択肢もあります。

⚠️ セキュリティ警告:公式配布元以外からは絶対にダウンロードしないでください

FlyOOBEの配布元(プロジェクト本体)はGitHub上で確認できます。配布元を明確にするため、以下は公式リポジトリへのリンクです。FlyOOBE(GitHub)

推奨:ダウンロード後、ファイルのハッシュ値をリリースページの値と照合し、真正性を確認してください。

FlyOOBEのダウンロードと実行

実ファイルの配布(Releases)は以下で確認できます(画面・対象バージョンは更新で変わる可能性があります)。FlyOOBE Releases(GitHub)

ISOファイルの取得

ツールの案内に従ってISOを取得します(「最新」「25H2」等の表記はツール更新で変わる場合があります)。確実性を優先するなら、Microsoft公式ページからISOを取得してください。

コマンドの自動実行

ツールが自動的にISOファイルをマウントし、setup.exe /product serverのコマンドを代わりに入力して実行してくれます。

インストール続行

以降は前述の「インストール設定と実行」と同じ手順でセットアップを進めます。

注意: 支援ツールはバージョンアップが頻繁なため、操作画面が変更される可能性があることを理解しておく必要があります。また、署名されていない実行ファイルに対してウイルス対策ソフトが警告を出すこともあります。

具体的な手順・方法3:クリーンインストールなら「Rufus」を使用

既存のデータをすべて削除してOSを完全に新規インストールしたい場合は、Rufusという無料ツールを使って、要件チェックを無効化したインストール用USBメディアを作成する方法が推奨されます。

準備

8GB以上のUSBメモリ、Windows 11 ISOファイル、Rufusの配布元(公式サイト)を以下で確認できます。Rufus公式サイト

Rufusの設定

Rufusを起動し、ブートの種類にダウンロードしたWindows 11のISOファイルを指定します。

要件回避の設定

「ユーザーエクスペリエンスの変更」画面が表示されたら、以下の項目に必ずチェックを入れます。

  • 4GB以上のRAM、セキュアブート、TPM 2.0の要件を削除 (非対応PCインストールを可能にする最重要項目)
  • オンラインアカウントの要件を削除(ローカルアカウントでセットアップ可能にする)

USBメディアの作成と実行

「スタート」をクリックしてUSBメディアを作成します。作成後、このUSBからPCを起動し、画面の指示に従ってクリーンインストールを実行します。

利点: 非対応PCでクリーンインストールを狙う場合に、Rufusは代表的で比較的簡単な方法です(他の手段が存在する可能性もあります)。

📌 この章の要点3行

  • 非公式アップグレードは3つの方法があり、データ保持か初期化かで選択が変わる
  • 必ず「データバックアップ」「回復ドライブ作成」を完了してから作業開始
  • 試験期間・締切前は絶対に実施せず、長期休暇や余裕のある週末に実行

よくある質問・トラブル対処法

FAQ(よくある質問)

Q1: 非対応PCでも、なぜセキュリティアップデートは受け取れるのか?

A: Microsoftは非対応PCが年次機能更新プログラム(25H2など)を受け取る権利はないと公式に示していますが、実際には、一部の非対応PCが手動でWindows 11を導入した後も、月例の累積的なセキュリティ更新プログラムを受け取っているという報告があります。

重要:この「受け取れる理由」について、Microsoftが公式に明確な技術説明を提示しているわけではありません。月例更新は機能更新より要件チェックが走りにくい可能性があります(推測)が、今後も継続して受け取れる保証はありません。将来のアップデートでブロックされる可能性もあるため、この点を理解した上で利用する必要があります。

Q2: 25H2へのアップグレード後、動作が重くなる可能性はありますか?

A: 動作が速くなったという事例もあれば、体感的にメモリ使用量が増えたと感じる報告もあります。もし動作が重くなったと感じた場合は、「トラブルシューティング」セクションで解説する視覚効果の調整やスタートアップアプリの整理を行うことで、低スペックなパソコンでも快適に使える設定に改善できます。

Q3: アップグレードに失敗した場合、元のWindows 10に戻せますか?

A: はい、Windows 11へのアップグレード後、システムに問題が発生したり、互換性に不具合があったりした場合、元のWindows 10の状態へ戻す「復元(ロールバック)」オプションを利用できます。

重要な制限: この復元機能はアップグレード後10日間のみ利用可能です。10日を過ぎると戻せない場合があります。そのため、アップグレード後10日以内に、すべての機能(オンライン授業、レポート作成、学内VPN、プリンター等)が正常に動作するか必ず確認してください。

Q4: アップデート後に「ライセンス認証をしてください」という透かしが出たがどうすればよいか?

A: この現象は、Windows 11の更新(例: 24H2、25H2)後に、一部の環境(自作PC等)で報告がある事象です。ライセンス認証が外れてしまうと、OSの個人用設定に制限がかかるなど、利用上の制約やトラブルの原因となるため、正しく認証された状態で使用することが推奨されます。

対処法:

  1. [スタート] → [設定] → [システム] → [ライセンス認証] の順に開く
  2. 状態が「アクティブではありません」となっている場合は、「プロダクトキーを変更する」をクリック
  3. 購入時のプロダクトキー(25文字のキー)を再入力して認証を完了させる
Q5: コマンドライン回避法で「Windows Server」と表示されるのが心配です。

A: 表示上「Server」系の文言が出ることがありますが、通常はダウンロードしたISOに基づいてセットアップが進みます。ただしMicrosoftの公式手順ではないため、表示・挙動が常に同じとは限りません。不安な場合は中断し、①買い替えや②ESUなど、公式に近い選択肢を優先してください。

トラブルシューティング

Windows 11 25H2へのアップグレードは、非対応PCにおいては予期せぬトラブルを伴う場合があります。ここでは、特に動作が重い場合のパフォーマンス改善策と、インストール時のトラブル対策を紹介します。

1. パフォーマンスが低下した場合の定番の軽量化設定

非対応PCの動作を快適にするためには、Windows 11の高いデザイン性(視覚効果)に使用されているリソースを削減することが効果的です。

項目設定内容効果
透明効果[設定] > [アクセシビリティ] > [視覚効果] でオフ。画面全体の半透明やグラデーション効果をカットし、パフォーマンスを向上させる。
アニメーション効果[設定] > [アクセシビリティ] > [視覚効果] でオフ。ウィンドウの開閉時などの「ふわっとした」動き(アニメーション)をカットし、処理を瞬時にする。
パフォーマンスの調整[検索]で「パフォーマンス」と入力し、「Windows のデザインとパフォーマンスの調整」を開き、「パフォーマンスを優先する」をベースに設定する。画面描写を簡素化し、CPU/GPUリソースの消費を抑える。
スタートアップアプリ[設定] > [アプリ] > [スタートアップ]で、不要なアプリをオフにする。PC起動時に自動で立ち上がり、バックグラウンドでリソースを消費するアプリを停止する。

2. 25H2へのインストールが失敗・停止した場合の対策

症状推定原因対処法(優先順位順)
インストール失敗が繰り返すキャッシュ破損、サービス停止、空き容量不足Windows Updateサービスの再起動、SoftwareDistributionフォルダーのリセット。Cドライブの空きを最低20GB、推奨30GB以上確保する。
ダウンロードが途中で止まるネットワークの不安定化有線LAN接続に切り替え、VPNやプロキシを一時的に無効化する。
ブルースクリーンや起動不能ドライバ互換性、システムファイルの破損周辺機器を外し最小構成で再起動を試みてください。セーフモードで起動できる場合は、直前の更新プログラムをアンインストールします。回復ドライブがある場合はそれを使用します。
SSDの速度低下や認識不良ファームウェア不整合、電源管理設定SSDのファームウェアを最新に更新する。高速スタートアップを一時停止する。

📌 この章の要点3行

  • 非対応PCでも通常アップデートは受け取れる報告があるが、将来の保証はない
  • アップグレード後10日以内なら、元のOSに復元可能(この期間に必ず動作確認)
  • 動作が重い場合は、視覚効果を無効化する定番の軽量化設定で改善できる

まとめと次のステップ

記事の要点整理

今回は、TPM 2.0やCPUの要件を満たさない非対応PCを、Windows 11 バージョン 25H2へアップグレードするための複数の選択肢を、リスクと共に解説しました。

重要ポイントのおさらい

  • 最も推奨される選択肢は、Windows 11対応PCへの買い替えです。これが最も安全で、長期的にサポートを受けられます。
  • Windows 10を安全に延命したい場合は、ESU(延長セキュリティ更新)の利用を検討してください。ESUはセキュリティ更新を延長する仕組みで、個人向けは加入方法として「設定同期で無償」「Microsoft Rewardsポイントの利用」「1台あたり$30のワンタイム購入」などが案内されています。ESUの加入方法・提供期限の根拠はMicrosoft公式ページで確認できます。Windows 10 Consumer Extended Security Updates(公式)
  • 25H2は年次機能更新プログラムであり、非対応PCでは自動更新されない場合があるため、手動で更新を行うとサポート期限が2027年10月12日までリセットされます(ただし非対応PCでの更新保証はありません)。
  • データを保持したままアップグレードしたい場合の代表的な方法のひとつは、ISOファイルをマウントし、コマンドプロンプトでsetup.exe /product serverを実行する非公式の回避方法です。ただしMicrosoft公式のサポート対象ではないため、実行は自己責任となります。
  • この手法はMicrosoft非公式の方法であり、実行は自己責任が原則です。事前のデータバックアップと、ロールバック期間の活用が重要です。

読者が取るべき行動

非対応PCを25H2へアップグレードすることで、当面の間はセキュリティを確保した状態でPCを使い続けることができる可能性があります。しかし、ハードウェアの寿命や将来的な互換性の問題が解消されるわけではありません。

大学生の皆さんが学業を安心して継続するために、以下のステップで次の行動を決定しましょう。

ステップ1:自分の状況に合った選択肢を選ぶ

予算がある場合:Windows 11対応PCへの買い替えを検討(最も安全)

判断基準:CPU第7世代以前・メモリ4GB以下・HDD使用の場合は買い替えを強く推奨

Windows 10を延命したい場合:ESU(加入方法により、無償/ポイント/$30ワンタイムの選択肢)を検討

Windowsアプリが不要な場合:ChromeOS FlexやLinuxへの移行を検討

上記すべて困難な場合:非公式アップグレードを自己責任で実行

ステップ2:非公式アップグレードを選択した場合の手順

重要データをバックアップする。

「具体的な手順・方法1」を参考に25H2へアップグレードを実行する。

アップグレード後10日以内に、すべてのアプリや周辺機器(特にオンライン授業のZoom/Teams、学内VPN、プリンター等)が正常に動作するかを徹底的に確認する。

もし動作が重ければ、「トラブルシューティング」を参考にパフォーマンスの最適化を行う。

ステップ3:その他の選択肢

Windows 10 ESU

延長セキュリティ更新プログラム(ESU)の利用:個人向けESUは加入方法として複数の選択肢が案内されており、2026年10月13日までセキュリティ更新を受け取り続けることができます。制度の概要・条件は公式ページで確認してください。Windows 10 Consumer Extended Security Updates(公式)
ただし、技術サポートや新機能の提供は含まれません。

代替OSへの移行

動作が軽いChromeOS FlexLinuxにOSを入れ替え、古いPCを蘇らせる。ただし、Windowsアプリ(Office、専門ソフト等)が使えなくなるため、用途を確認してから実行してください。

ハードウェア改善

SSD換装・メモリ増設により、古いPCの体感速度が大幅に改善される場合があります(機種により実施可否が異なります)。OSアップグレードの前に検討する価値があります。

これらの延命措置は一時的な対策であり、特定の専門ソフトが使えなくなる、または最終的に費用がかかるといったデメリットもあります。

最適なPC選びをサポートします

もし、あなたが「ESUはコストがかかる」「LinuxやChromeOSでは今使っているソフトが使えなくなるのが困る」と感じるなら、Windows 11に正式対応した新しいPCへの買い替えが、最もストレスが少なく、長期的に確実な解決策となります。

当サイト(大学生におすすめのノートパソコン|パソコン整備歴20年の視点で厳選)では、大学生の専門分野(レポート、プログラミング、映像編集など)に最適なスペックを持つWindows 11対応PC選びをサポートしています。

非対応PCの処遇や、学部・用途に合わせたモデルについて、迷われた際には、専門知識を持つパソコン整備士にぜひご相談ください。

📌 この章の要点3行

  • 推奨順位は「①買い替え→②ESU→③代替OS→④非公式アップグレード」
  • ESUは加入方法が複数あり、セキュリティ更新のみ(技術サポート・新機能は含まれない)
  • 非公式アップグレードは最終手段であり、実行前に必ず復旧方法を確認
コメントは利用できません。

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