【保存版】中古パソコン購入前の20項目チェックリスト|失敗しない選び方と見るべきポイント【2025年版】

  • 公開日:2025/11/2
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【保存版】中古パソコン購入前の20項目チェックリスト|失敗しない選び方と見るべきポイント【2025年版】

中古パソコンは、新品よりも大幅に安く、価格に見合った高性能なモデルを手に入れられる魅力的な選択肢です。しかし、「安さ」という理由だけで購入に飛びつくと、すぐに故障したり、性能不足でストレスを感じたりする「安物買いの銭失い」という落とし穴にはまってしまいます。

中古パソコン選びで成功するためには、スペック表に書かれた数字だけでなく、そのパソコンの「過去」と「現在」の状態を正確に診断する「鑑定」作業が必要となります。

💡 中古PC選びは「中古車の鑑定」

中古パソコン選びは、中古車を購入する時の鑑定に似ています。カタログ上のスペック(排気量・馬力)だけでなく、走行距離(使用年数)、エンジンの状態(CPU・メモリの動作)、タイヤやバッテリーの消耗度(ストレージ・バッテリーの健康状態)、事故歴(修理歴)、そして販売店の信頼性と保証内容まで、総合的に診断する必要があります。外観が綺麗でも、内部に重大な問題が隠れている可能性があるため、プロの鑑定眼が求められます。

本記事では、中古PC購入を決めたあなたが、後悔しない「逸品」を見つけるために必ず確認すべき20項目をチェックリスト形式で徹底解説します。このリストを印刷または画像保存して持ち運び、賢い購入にお役立てください。

⚠️ この記事で避けられる失敗

この20項目チェックリストを使えば、「バッテリーがすぐ切れる」「起動が遅すぎる」「保証がなくてすぐ故障」「Windows 11非対応で将来使えない」といった、中古PC購入でよくある失敗を事前に回避できます。購入前に必ず全項目を確認してください。


中古パソコン選びは「確認項目」で決まる

「見た目が綺麗だから」「Core i7と書いてあったから」という表面的な情報だけで中古パソコンを選んで後悔する失敗談は後を絶ちません。

外観が良くても、内部のバッテリーが深刻に劣化していたり、前の所有者のデータ消去が不完全だったり、古いCPU世代で将来のOSアップデートに対応できなかったりする「隠れた問題」が潜んでいる可能性があるためです。

💡 スペック確認は「履歴書」、動作確認は「血液検査」

中古パソコンの確認作業は、人の健康診断に似ています。スペック表(CPU、メモリ、ストレージ)は「履歴書」で、基本情報しかわかりません。実際の動作確認(起動時間、キーボードの反応、バッテリー駆動時間)は「血液検査」で、現在の健康状態を正確に把握できます。保証内容は「保険」で、万が一の時の安心を提供します。この3つを総合的に診断することで、真の価値が見えてきます。

中古パソコンの市場は玉石混交であり、真の価値を見極めるためには、単なるスペックの確認(履歴書)ではなく、動作状態、消耗度(血液検査)、保証条件までを体系的に診断するプロの鑑定術が必要です。このチェックリストは、その鑑定プロセスをあなたに提供します。


【購入前】絶対確認すべき基本スペック5項目

パソコンの基本性能を決定し、購入後に交換が難しい(または交換が非常に面倒な)CPU、メモリ、ストレージの3要素と、OS・年式に関する項目は、快適な利用の「最低ライン」を定める絶対条件です。

□ ① CPU: Core i5以上 / Ryzen 5以上(第8世代以降推奨)

CPUはパソコンの「頭脳」であり、交換不可能な基本性能を決定づけます。中古PCでは、単なるCore i5というグレードだけでなく、その世代(製造年)の確認が極めて重要です。

確認方法と基準

  • 確認方法: Intel Core iシリーズのCPUは、型番の「i5-8250U」のように、ハイフンに続く最初の数字が世代を表す。例えば「8」であれば第8世代、「10」であれば第10世代。販売店の製品ページや、実機であればOSの「システム情報」画面で確認可能
  • 合格ライン: Core i5の第8世代以降(8000番台以上)。日常的な用途(Web閲覧、Office、ビデオ通話)でストレスなく使える最低ライン
  • NGライン: 第7世代以前のCPUは、最新OSの全ての機能が使えない、セキュリティアップデートの対象外になるなどのリスクがあるため避けるべき

□ ② メモリ: 8GB以上(16GBならなお良し)

メモリ(RAM)は「作業机の広さ」に例えられ、パソコンの動作速度に直結します。中古PCではメモリ不足による動作の遅さが原因で「すぐ重くなった」という失敗談が多く寄せられます。

確認方法と基準

  • 確認方法: 製品ページのスペック表または実機の「システム情報」画面で確認
  • 合格ライン: Windows 11を快適に動作させるための最低条件は8GB。レポート作成やオンライン授業などの日常利用で長く快適に使いたい場合や、写真/動画編集を少しでも行う予定がある場合は16GB推奨
  • NGライン: 4GBではブラウザのタブを数枚開くだけで動作がカクつくことがある

💡 メモリは「作業机の広さ」

メモリは、勉強机の広さに例えられます。狭い机(4GBメモリ)では、教科書とノートを同時に広げられず、一つずつ片付けながら作業する必要があります。広い机(8GB以上)があれば、複数の資料やアプリを同時に開いて、効率よく作業できます。特にWindows 11時代では、8GB以上が快適な利用の最低ラインです。

□ ③ ストレージ: SSD 256GB以上(HDDは避ける)

ストレージ(記憶媒体)は速度と耐久性に大きく影響する要素です。中古PC市場ではHDD(ハードディスクドライブ)搭載モデルが安価で見られますが、SSD搭載モデルが現代の快適なPC体験の絶対条件です。

確認方法と基準

  • 確認方法: 製品説明で「SSD搭載」と明確に記載されているかを確認。HDD搭載モデルは起動に数分かかり、動作が非常に遅いためNGライン
  • 合格ライン: SSD 256GB以上。Windows 11やOfficeソフトをインストールした上で普段使いするなら256GB以上がおすすめ
  • メリット: SSDは従来のHDDと比べて起動やデータの読み書き速度が数倍速いだけでなく、物理的な部品が少ないため衝撃に強く、故障率が低い

一部の再生パソコン(PC nextなど)では、新品SSDに換装済みのモデルが販売されており、さらに信頼性が高いです。

□ ④ OS: Windows 11対応(TPM 2.0搭載確認)

Windows 10のサポートは2025年10月に終了が予定されているため、中古PCといえどもWindows 11に正規対応しているかどうかは、長期利用におけるセキュリティ上の最重要項目です。

⚠️ Windows 11非対応PCの落とし穴

市場には、本来Windows 11に非対応の古いCPUにもかかわらず、プロが裏技で無理やりWindows 11をインストールした中古PCが多数存在します。これらのPCは、将来的にWindows Updateや大型アップデートが適用されなくなるリスクがあり、セキュリティ問題につながるため、避けるべきです。

確認方法と基準

  • 確認方法: Windows 11の正規要件は、CPUが第8世代Core iシリーズ以降であることのほか、TPM 2.0(セキュリティチップ)とセキュアブート機能が有効化されていることが必須。出品者や販売店に「Windows 11正規対応モデルか」を必ず問い合わせる
  • 合格ライン: Windows 11正規対応(TPM 2.0搭載、第8世代以降のCPU)

□ ⑤ 製造年: 3年以内推奨、最大5年まで(それ以上は避ける)

製造年が古いほど、部品の寿命が尽きるリスクが高くなります。パソコンの平均寿命は一般的に5〜7年程度とされており、中古PCではその残り寿命が重要になります。

確認方法と基準

  • 確認方法: CPUの世代(Core i5 第8世代なら概ね2018年以降)や、製品の型番からメーカーサイトで発売時期を調べる
  • 合格ライン: 製造から3年以内のモデルが推奨。長期的な安定性を求めるなら必須
  • NGライン: 5年を超えたモデルは、部品供給が終了している可能性が高く、故障時の修理が困難になるリスクが増大するため避けるべき
  • 例外: 法人向けのリース落ちモデル(ビジネスモデル)は耐久性が高いため、比較的長期間の使用に耐える傾向がある

【ノートPC限定】必ずチェックすべき7項目

ノートパソコンは、持ち運びできるというメリットの反面、バッテリーやヒンジ、液晶など、一体化しているパーツの消耗・破損リスクが高くなります。

□ ⑥ バッテリー駆動時間(実測値明記があるか、最低4時間以上)

中古ノートPCのバッテリーは消耗品であり、ほとんどの販売店で保証対象外とされています。外出先での使用を想定する場合、駆動時間の劣化は致命的です。

確認方法と見送り基準

  • 商品説明で「新品時の容量」ではなく、「現在の最大充電容量」実測値が明記されているかを確認
  • 記載がない場合は、持ち運び用途での購入は見送り推奨
  • 合格ライン: 実測値で最低4時間以上の駆動時間

□ ⑦ バッテリー最大容量(80%以上が理想、50%以下は交換必要)

バッテリーの劣化具合を数値で確認できれば、購入後の交換リスクを正確に評価できます。

確認方法と見送り基準

  • 確認方法: Windows PCの場合、powercfg /batteryreportコマンドで生成されるバッテリーレポートに記載されている設計容量に対する現在の最大容量(健康状態)をチェック
  • 合格ライン: 80%以上が理想的な基準。QualitやBe-Stockなどの優良ショップではこの数値を明記または保証している
  • 交換必要ライン: 50%以下など極端に劣化している場合は、交換費用(数千円〜1万円前後)を見積もる必要がある

□ ⑧ 画面の状態(ドット欠け、傷、色ムラ、バックライト焼け)

液晶画面の不具合は、修理が高額になるため、特に注意が必要です。

確認方法と見送り基準

  • 実店舗: 画面を単色(白、黒、赤など)で表示させて、ドット欠け(デッドピクセル)や輝度ムラ、色ムラがないかを確認
  • 通販: 商品画像に液晶画面点灯状態の写真が複数枚あるかを確認
  • 見送り基準: 目立つ傷、ひび割れ、色ムラがある場合は、購入を見送るべき

□ ⑨ キーボード(テカリ、文字消え、キー反応、打鍵感)

キーボードは毎日触れる部分であり、操作性に直結します。

確認方法と見送り基準

  • すべてのキーを実際に押してみて、正常に反応するか、打鍵感に違和感がないかを確認
  • 特に頻繁に使うキー(A, S, D, E, Enter, スペース)のテカリや文字消えの状態をチェック
  • 見送り基準: 使用感が強すぎる場合は購入を見送る

□ ⑩ タッチパッド(反応、クリック感、表面の劣化)

確認方法と見送り基準

  • タッチパッドやトラックポイントの反応速度、クリック感、そして表面の剥がれやテカリを確認
  • 見送り基準: 表面の劣化が激しいと操作に支障をきたすため、見送り基準となる

□ ⑪ ヒンジ(開閉のガタつき、異音、固すぎ・緩すぎ)

ヒンジ(蝶番)はディスプレイと本体を繋ぐ重要な部品であり、ここが緩んでいると液晶ケーブルの断線など、深刻な故障につながる可能性があります。

確認方法と見送り基準

  • ディスプレイを開閉してみて、ガタつき(グラつき)、異音(バキッ、パキッ)がないかを確認
  • 見送り基準: 開閉が極端に固すぎる、または緩すぎる場合も、内部の機構に問題がある可能性があるため見送り推奨

□ ⑫ 重量(持ち運ぶなら1.5kg以下推奨)

ノートPCを持ち運ぶ場合、重量は日々の利便性を左右します。

確認方法と基準

  • 確認方法: カタログ値の重量を確認
  • 合格ライン: 頻繁に持ち運びたい場合は、1.5kg以下を目安に選ぶ。特に富士通のU93XXシリーズのように700g〜800gという超軽量な法人モデルも存在
  • 据え置きライン: 2kgを超える場合は、基本的に据え置き利用が前提

【デスクトップPC限定】チェック項目3つ

デスクトップPCは内部のパーツ交換が容易ですが、騒音や拡張性について確認が必要です。

□ ⑬ ファン・電源の異音(起動時に聞く、異音あれば要注意)

ファンや電源ユニットの故障は、PC全体の安定性を損ないます。

確認方法と見送り基準

  • 確認方法: PCを起動し、ファンや電源付近から異常な音(ガラガラ、カラカラという擦れる音、または甲高い異音)がしないかを注意深く聞く
  • 見送り基準: 異音は冷却ファンの詰まりや劣化、あるいは電源ユニットの故障予兆である可能性が高いため、大きな異音がする場合は見送り推奨

□ ⑭ 拡張スロット(将来の増設可能性、メモリスロット空き等)

将来的な性能アップや用途の変更(例:ゲーミングPCへの改造)を検討している場合に重要です。

確認方法

  • 商品説明や店員への質問で、メモリスロットに空きがあるか、グラフィックボード(GPU)増設用のPCIeスロットに空きがあるかを確認

□ ⑮ 付属品(電源ケーブル、モニター、キーボード、マウス等)

特にデスクトップPCは本体のみ(ベアボーン)で販売されていることが多いため、必要な周辺機器が付属するか確認が必要です。

確認方法

  • 付属品リスト(ACアダプター、電源ケーブル、モニターケーブル、キーボード、マウスなど)が明確に記載されているかを確認
  • ACアダプターはノートPC・デスクトップPC問わず必須であり、特にノートPCの場合は純正品である方が互換性の問題がなく安心

【重要】保証・アフターサービスのチェック5項目

中古PCは新品に比べて故障リスクが高いため、「価格」よりも「保証とサポート」の充実度が、最終的な安心感と総コストを左右します。

💡 保証は「保険」

中古PCの保証は、車の保険に似ています。保険なし(保証なし)で安く買っても、事故(故障)が起きた時の修理費が本体価格を上回り、結局高くつきます。保険料(保証付きの価格差)を払って安心を買うか、リスクを取って安さを選ぶか。初心者は必ず保険(保証)付きを選ぶべきです。

□ ⑯ 保証期間(最低30日、できれば3ヶ月〜1年)

保証期間が短いと、初期不良期間を過ぎた途端に故障した場合、全額自己負担となるリスクがあります。

優良基準と選択肢

  • 最低ライン: 初期不良をカバーできる30日(1ヶ月)以上の保証が必要
  • 優良店: 6ヶ月から1年間の保証が提供されている。PC WRAPの3年保証やR∞PCの無期限保証など、長期保証を標準で提供する専門店を選ぶことで、リスクを大幅に軽減可能
  • Amazon整備済み品: 180日保証が標準

□ ⑰ 保証内容(初期不良のみ or 故障対応、修理 or 交換 or 返金)

保証が「初期不良のみ」か、それとも「一定期間内の自然故障」までカバーするのかを確認します。

確認方法と注意点

  • 確認方法: 保証対象となる部品(CPU、メモリ、SSD、液晶など)、そして故障時の対応方法(修理、同等品への交換、返金)を明確に確認
  • 特別な例: R∞PCのように、落下や水濡れなどの過失による故障まで無償対応する、例外的に手厚い保証も存在
  • 注意点: OSの再インストールやユーザーによるパーツの改造が保証対象外となるケースがあるため、規約を確認

□ ⑱ 返品条件(返品可否、返品送料負担、期限)

ネット通販では、届いてみたら「イメージと違った」「サイズが合わなかった」という理由で返品が必要になる場合があります。

確認方法と見送り基準

  • 確認方法: お客様都合による返品が可能か、可能な場合の期間(例:PC WRAPは7日以内、パソコン市場は30日以内)と、返品時の送料をどちらが負担するかを確認
  • 見送り基準: 返品ポリシーが曖昧な出品者や、「返品不可」を謳う個人間取引は避けるべき

□ ⑲ 販売元の信頼性(会社情報、実店舗の有無、口コミ評価)

信頼できる販売店選びこそ、中古PC購入成功の9割を占めます。

優良業者・悪質業者の見分け方

  • 優良業者: ウェブサイトに会社の所在地、電話番号、古物商許可番号が明確に記載されている。Be-Stockのように客観的なコンディション評価(ランク)、法人品質のリースアップ品を販売している業者は信頼性が高い
  • 悪質業者: 「ノークレーム・ノーリターン」を強く主張したり、商品説明が極端に少なかったりする業者、口コミでトラブル時の対応が悪いと評価されている場合は避ける

□ ⑳ 問い合わせ対応(電話・メールの応答速度、サポート体制)

購入後のサポート体制は、トラブル時の安心感に直結します。

確認方法

  • 実際に購入前に、電話やメールで商品の状態や保証について簡単な質問を投げかけてみることをおすすめ
  • その際の応答速度、回答の具体的さ、丁寧さは、そのショップの信頼性を判断する重要な指標となる
  • くじらややリョーナンのように永久無料サポートを提供するショップもある

避けるべき「危険なサイン」10選

これらのサインが一つでも見られた場合、そのPCは地雷PCである可能性が高いです。初心者は購入を見送るべきです。

危険なサイン10選

  • ① 保証なし・返品不可: 故障時の修理費用が本体価格を上回り、トータルコストが高くなる
  • ② 商品説明が極端に少ない: 販売者が商品の状態やスペックを正確に把握していないか、意図的に不具合を隠している可能性
  • ③ 写真が1〜2枚のみ: 特に傷や液晶ムラなど、見せたくない部分を隠しているサイン
  • ④ 価格が相場の半額以下: 動作不良や重大な欠陥があるか、詐欺である可能性が極めて高い
  • ⑤ バッテリー駆動時間の記載なし(ノートPC): バッテリーが著しく劣化している前提で考えるべき
  • ⑥ 「ジャンク品」「動作未確認」の記載: 修理や部品取りが前提の商品であり、初心者は絶対に手を出してはいけない
  • ⑦ 販売元の連絡先が不明瞭: トラブル発生時に連絡が取れなくなるリスク。古物商許可番号や会社所在地を確認すべき
  • ⑧ レビューが極端に少ない or 悪い: 特にトラブル対応や商品の状態に関する悪い評価は、そのショップの真の姿を映している
  • ⑨ Windows 11非対応(TPM 2.0なし): 長期利用には不向きであり、今後のセキュリティサポートが受けられないリスク
  • ⑩ HDD搭載(SSD換装なし): 動作が遅く、現代の利用環境ではストレスが大きいため、購入後すぐにSSDへの換装(費用と手間が発生)が必要

購入後すぐにやるべき確認作業

中古PCが到着したら、初期不良期間内(多くの場合1週間〜30日)に不具合を発見することが、トラブル回避の鍵です。この期間を逃すと、保証が適用できず、泣き寝入りになる可能性があります。

ステップ1: 到着後24時間以内に全機能チェック
ステップ2: 各種ポートの確認(USB、HDMI、LAN端子等)
ステップ3: バッテリーテストと負荷テスト(動画再生、複数アプリ起動)
ステップ4: 問題発見時の即座の連絡・返品手続き

詳細な確認手順

  • 到着後24時間以内に全機能チェック: 商品が届いたら、受取評価を行う前に(個人間取引の場合)、前述の基本スペック、ノートPC限定の7項目、デスクトップPC限定の3項目すべてをチェック
  • 各種ポートの確認: 全てのUSBポート、HDMI、LAN端子、SDカードスロットなどに機器を接続し、全て正常に反応するかを確認。ポートの一つでも死んでいる場合、マザーボードの問題を疑うべき
  • バッテリーテストと負荷テスト: ノートPCの場合は、電源アダプターを外し、バッテリー駆動時間を実際に計測。さらに、動画再生や複数のアプリケーションを同時に起動させ、CPUに高負荷をかけ、異常な発熱や強制シャットダウンがないかを確認
  • 問題発見時の即座の連絡・返品手続き: 不具合を発見した場合、問題箇所の写真や動画を撮影して証拠を保全し、直ちに販売店または出品者に連絡。迅速な対応がスムーズな返品・交換につながる

名古屋で中古パソコンを安心して買える店舗

実店舗で現物を確認できることは大きな安心材料です。名古屋には、信頼できる中古PC販売店が複数あります。

PCバル(名古屋名駅店)

  • 特徴: 修理サービス(パソコン修理24)が運営。安心品質・修理交換保証付き
  • サポート: 購入前の相談や初期設定、データ移行などのサポートを専門スタッフに依頼可能
  • 保証: 安心品質・修理交換保証

リコレ!(ソフマップ)

  • 特徴: 大手リユースショップ運営。実店舗での対応、展示品の取り扱いが豊富
  • 保証: 標準30日保証(有償で最大3年延長可能)

じゃんぱら

  • 特徴: 中古ガジェット界の価格基準。PC、スマホ、PCパーツなど品揃えが幅広い
  • 保証: 標準1ヶ月保証

Be-Stock

  • 特徴: ThinkPad専門店の運営も行う。品質管理、コンディション明示に強み
  • 保証: 12ヶ月保証(商品による)

よくある質問(FAQ)

Q1: 全項目チェックは店舗で嫌がられない?

A: 信頼できる中古パソコン専門店であれば、購入を検討しているお客様が商品の状態を詳細に確認することは当然の権利と考えられています。特に実店舗では現物確認が大きなメリットなので、遠慮せず確認しましょう。ただし、個人間取引(メルカリ等)では、質問を嫌がる出品者は「危険な出品者」の特徴に該当します。

Q2: ネット通販で写真だけの判断は無理?

A: 写真や商品説明のみでの判断は限界があります。そのため、詳細なスペック、外観ランク、バッテリー状態が明確に記載されていること、そして返品・交換保証が充実していることを最重要視すべきです。返品保証期間(例:PC WRAPの7日間返品)を「実機テスト期間」と捉え、到着後すぐにチェックすることでリスクを回避します。

Q3: バッテリー50%以下でも使える?

A: 50%以下でも電源アダプターに接続して使う分には問題ありません。しかし、持ち運びを想定している場合は、すぐに電源が必要になり実用性が損なわれます。その場合、バッテリー交換を前提として購入費用に交換コスト(数千円〜1万円前後)を組み込む必要があります。

Q4: 保証なしでも安ければお得?

A: 初心者は絶対に避けるべきです。保証なしの安価なPCは、内部に故障リスクが潜んでおり、買ってすぐに故障した場合、修理費用(平均15,000円以上)が本体価格を上回り、結果的に新品より高くつく「安物買いの銭失い」となる可能性が高いです。

Q5: 製造年の確認方法は?

A: 最も簡単な方法は、CPUの世代を確認することです。Intel Core iシリーズの場合、CPU型番のハイフン後の最初の数字(例: Core i5-8250Uなら第8世代)で判別できます。第8世代以降(概ね2018年以降)であれば、Windows 11への対応要件を満たし、実用レベルと考えられます。

Q6: 中古PCの平均寿命は?

A: 新品PCの平均寿命は約5〜7年と言われますが、中古PCの場合は残り寿命が重要です。一般的に、適切なメンテナンスが行われていれば、購入から2〜3年は十分に使えるとされています。法人向けビジネスモデルは耐久性が高く、長く使える傾向にあります。

Q7: 名古屋で購入サポートは?

A: 名古屋名駅店などがあるPCバル(パソコン修理24運営)は、中古PC販売だけでなく、購入前の選定相談や、購入後の修理・データ移行のサポートを実店舗で提供しています。不安な場合は、専門家に相談することをおすすめします。


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チェックリストを確認したら、あなたの状況に合った記事で詳しく学びましょう

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まとめ|チェックリストを印刷して店舗へ持参しよう

中古パソコンの購入で失敗しない秘訣は、「安さ」だけで選ばず、「状態」と「安心」を買うことに尽きます。

  • 20項目のチェックリスト: 内部スペック(Core i5 第8世代以降、SSD、8GB以上)、消耗度(バッテリー健康状態80%以上)、そして保証・販売元の信頼性を網羅。

    この基準を満たしたPCを選べば、新品に負けないコスパと長期的な安心を手に入れることができます。

  • 購入場所の選択: 無保証のリスクが高い個人間取引ではなく、保証や整備が充実した中古パソコン専門店(PC WRAP、Qualit、R∞PC、Be-Stockなど)を強く推奨。

    名古屋では、PCバル(パソコン修理24運営)、リコレ!(ソフマップ)、じゃんぱら、Be-Stockなどの信頼できる実店舗があります。

  • 避けるべき危険なサイン10選: 保証なし・返品不可、商品説明が極端に少ない、写真が1〜2枚のみ、価格が相場の半額以下、バッテリー駆動時間の記載なし、「ジャンク品」「動作未確認」の記載、販売元の連絡先が不明瞭、レビューが極端に少ない or 悪い、Windows 11非対応、HDD搭載。

    これらのサインが一つでも見られた場合、そのPCは地雷PCである可能性が高く、初心者は購入を見送るべきです。

このチェックリストを印刷し、実店舗や通販サイトの製品ページを確認する際に、冷静な「探偵の目」を持って活用してください。不安な点があれば、販売店や専門家に相談することも、賢明な判断です。

中古パソコンの購入は、正しい知識と確認作業があれば、新品よりも遥かにコストパフォーマンスに優れた、賢い選択となります。この20項目チェックリストを武器に、あなたにとって最適な「逸品」を見つけてください。

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