生協パソコン2026は高すぎ?26万円vs市販13万円を徹底比較|4年保証の真実と賢い選び方
- 公開日:2025/12/4
- 最終更新日:
- 大学生PC
- 生協パソコン2026は高すぎ?26万円vs市販13万円を徹底比較|4年保証の真実と賢い選び方 はコメントを受け付けていません

生協パソコン2026はいらない?市販モデルと比較してわかった「4年保証の罠」と賢い選び方
入学準備の洗礼「生協パソコン、高すぎない?」
大学合格おめでとうございます!これから始まる新生活にワクワクしているところへ、大学から届く分厚い封筒。「重要」と書かれた案内を開くと、そこには「生協推奨パソコンセット」のチラシが。
「えっ、パソコンって20万円もするの…?」
そう絶句した新入生や親御さんも多いのではないでしょうか。入学金や引越し費用でただでさえお財布が厳しい時期に、この出費は正直痛いですよね。
ネットで検索すると「生協パソコン いらない」「生協パソコン やめとけ」なんて過激な言葉も出てきますが、一方で「大学推奨だから買わないと授業で困るのでは?」という不安もあるはずです。
この記事では、ちょっとお金にシビアな先輩として、2026年度の生協パソコンと市販モデルを徹底比較します。「とりあえず生協」で思考停止する前に、その20万円が本当に適正価格なのか、一緒に冷静に判断していきましょう!
⚠️ 本記事の情報について
本記事で紹介する価格・スペック・機種情報は、2025年秋〜2026年春時点の一部大学の例です。生協パソコンの内容は大学・年度によって異なり、市販モデルの価格も為替やキャンペーン時期で変動します。購入前に必ず各大学の生協公式サイトおよびメーカー公式サイトで最新情報を確認してください。
生協パソコン2026年モデルの特徴と価格帯
まず、敵(?)を知ることから始めましょう。2026年度入学向けに提案されている生協パソコンは、一体どんなスペックでいくらくらいなのでしょうか。
20万円超えは当たり前?驚きの価格設定
いくつかの大学の事例(2025〜2026年度向けモデル)を見てみると、やはり今年も「リッチな価格設定」は健在のようです。
- 大阪公立大学(2025-2026モデル例):Panasonic Let’s note FV5が約26万円(税込261,000円)、富士通 UH08が約22万円
- 工学院大学(2026モデル):Panasonic Let’s note CF-FC6が約25万円(税込252,800円)、マウスコンピューター DAIVが約27万円(税込269,800円)
- 佐賀大学(2025-2026モデル例):Dynabook RCA73が約19万円(税込188,800円)
- 中京大学(2026モデル例):Dynabook XCX94が約21万円(税込206,800円、Core Ultra 5/16GB/512GB)
おおよそ、18万円〜26万円という価格帯がボリュームゾーンです。スペックとしては、最近は最新のAI処理対応CPU「Core Ultra 5 / 7」や「Ryzen 5 / 7」、メモリ 16GB、ストレージ 512GB というクラスを”標準〜推奨”として打ち出す生協が増えていますが、大学によっては8GBメモリ/256GB SSDのモデルも用意されています。
なぜこんなに高いのか?
💡 生協パソコンは「保険付き家電セット」
生協パソコンは、スマホの「端末+通信契約+保険」がセットになったプランに似ています。本体だけを買うのではなく、4年分の保険料、サポート料、貸出機のレンタル料などが最初から全部込みの「フルパッケージ」なんです。だから「本体だけ」を買うより高くなるのは当然なのですが、その保険を本当に使うかどうかが問題なんですね。
「ぼったくりでは?」と思うかもしれませんが、実はこれには理由があります。生協パソコンの価格には、本体代金だけでなく以下の「安心料」が全部乗せされているからです。
生協パソコンに含まれることが多い「安心料」の例
- 4年間のメーカー保証+動産保証(破損・水濡れ対応)
- 学内カウンターでの対面サポート
- 修理期間中の無料貸出機(大学により有無・台数が異なる)
- セットアップ講習会や電話サポート
つまり、「パソコン本体」+「4年分の保険と手厚い介護サービス」のセット価格なんですね。ただし、具体的なサービス内容(貸出機の有無や台数、サポート時間帯など)は大学生協ごとに異なるため、必ず各大学の生協サイトで最新のサービス内容を確認してください。
生協パソコンはやめとけ?市販モデルとの価格差を検証
では、この「安心料」を外して、純粋にパソコンとしてのスペックだけで市販モデルと比較したらどうなるでしょうか?「生協PC 市販 比較」で検索する賢い学生のために、同等スペックのPCをメーカー直販サイト(学割ストア)で探してみました。
市販モデルなら12〜15万円で買える現実(2025年秋〜冬の価格帯)
例えば、世界シェアトップクラスのメーカー(HP、Dell、Lenovoなど)の学割ストアを利用すると、驚くほど安く購入できます。※以下の価格は2025年秋〜冬のキャンペーン・セール価格を参考にした目安です。
HP(ヒューレット・パッカード)
モデル例:Pavilion Aero 13-bg(約990g)
スペック:Ryzen 5 / 16GBメモリ / 512GB SSD
価格:セール・学割適用時で12〜13万円台が目安
Lenovo(レノボ)
モデル例:IdeaPad Slim 5i Gen 9
スペック:Core Ultra 5搭載
価格:10〜12万円台(キャンペーン価格)
Dell(デル)
モデル例:Inspiron 14シリーズ
スペック:同等構成
価格:クーポン利用時、タイミング次第で10万円を切ることも
価格差はなんと「約5万〜10万円」
生協パソコン(約22万円)と市販の学割パソコン(約13万円)を比べると、その差額は約9万円。この9万円があれば、何ができるでしょうか?
- 新しいiPadが買える
- 一人暮らしの家電が一式揃う
- サークル合宿や旅行に行ける
「大学生協 パソコン 高い」と言われる理由は、この圧倒的な価格差にあります。もちろん機種(PanasonicのLet’s noteなどは元々高価)の違いもありますが、同じような性能のPCを使うという点では、市販モデルのコスパは圧倒的です。
⚠️ 市販モデルの価格は変動します
上記の価格帯は為替レート、部品価格、各メーカーのセール・キャンペーン時期によって大きく変動します。「常にこの価格で買える」わけではないため、購入時は必ず公式サイトで最新価格を確認してください。
「4年保証の罠」は本当か?冷静な判断基準
生協パソコン最大の売りである「4年間の動産保証」。「水をこぼしても、落として画面を割っても、4年間は格安(または無料)で修理してくれる」というものです。
親御さんが「生協なら安心」と口を揃える最大の理由がこれですが、ここには少し落とし穴(というか考え方の違い)があります。
1. 本当に4年間で壊しますか?
「大学生は扱いが雑だから壊す」とよく言われますが、最近のPCは頑丈です。実際に、私の周りでも4年間一度も修理に出さなかった学生は大勢います。もし壊さなければ、上乗せされた数万円の保険料は掛け捨てになります。
2. メーカー公式の延長保証も優秀
「市販モデルだと保証がない」と勘違いしていませんか?実は、メーカー直販サイトや家電量販店でも、追加料金を払えば「3年〜4年のアクシデント保証(水濡れ・落下対応)」を付けられます。
市販モデルで追加できる保証の例
- Lenovo:「アクシデント・ダメージ・プロテクション(ADP)」を追加可能(料金はモデル・期間により異なる)
- HP:「HP Care Pack(アクシデントサポート)」を追加可能(3〜4年プランで2万円台〜)
- Dynabook:4年あんしん延長保証24,200円、プレミアム保証(物損含む)4年29,700円(税込)
- パソコン工房:物損保証付き延長保証(3年・4年)が選択可能
機種やプランによりますが、4年の延長保証(物損含む)は2万〜3万円台になるケースが多いです。市販PC(13万円)+メーカー公式の4年保証(2〜3万円台)でも合計15〜16万円前後に収まるケースが多く、生協パソコンより依然として数万円安いことがほとんどです。
3. 「生協パソコン 後悔」の声の正体
ネット上で「後悔した」という声の多くは、以下のようなケースです:
- 「壊れなかったから高い保険料が無駄になった」
- 「重くてダサいPCを高値で買ってしまった」
逆に、「学内ですぐ修理に出せて助かった」という声もあり、これは「保険を使うような事故を起こした人」にとっては正解だったと言えます。
生協PC vs 市販モデル:あなたはどっち?
ここまで読んで「結局どっちがいいの?」と迷っているあなたへ。条件整理をしました。
生協パソコンが向いている人(親御さん向け)
- 💰 予算に余裕がある:「安心」をお金で買いたい
- 🔰 PC知識がゼロ:初期設定も不安、トラブル時に自分でメーカーに電話するのは無理
- ☕ うっかり屋さん:飲み物をこぼしたり、自転車のカゴから落としたりする自信がある
- 🏫 学内で解決したい:PCが壊れたら大学の生協カウンターに駆け込みたい
市販モデル+学割が向いている人(学生さん向け)
- 💸 安く買いたい:浮いたお金を他のことに使いたい
- 🔍 自分で調べられる:トラブル時はググったり、メーカーのチャットサポートに連絡できる
- 🎨 好きなPCを使いたい:みんなと同じゴツいPCは嫌だ。デザインや軽さにこだわりたい
- 🛡️ 保証は自分で選ぶ:メーカー公式の延長保証をつければ十分だと理解できる
比較チェックリスト:最終決断の前に
購入前に、このリストで比較してみてください。
| 項目 | 生協パソコン(例:Panasonic/Fujitsu等) | 市販モデル(例:HP/Dell/Lenovo) |
|---|---|---|
| 価格 | 約20〜26万円(高い) | 約10〜15万円(安い、2025年時点の目安) |
| スペック | 大学推奨基準クリア(Core Ultra 5/7など) | 同等以上を自由に選択可能 |
| 保証期間 | 4年間(標準付帯が多い) | 通常1年(有料で3-4年に延長可) |
| 物損対応 | あり(動産保険込み) | 有料オプションで追加可能(2〜3万円台が多い) |
| サポート | 学内カウンターで対面相談(大学により異なる) | 電話・チャット・引き取り修理 |
| 代替機 | 修理中は学内で無料貸出あり(大学により有無・台数が異なる) | 基本なし(メーカーによる) |
よくある質問(FAQ)
Q1. 「大学推奨PC」は絶対に買うべきですか?
A. 義務ではありません。ただし、学部・学科により条件が異なります。
多くの大学では「推奨スペックを満たせばどのPCでも可」という運用が一般的ですが、学部・学科によってはOS(Windows必須など)や機種を事実上指定している場合もあります。必ず自分の学部の案内を確認してください。生協のチラシにある特定の機種を買わなければならないというルールがない場合がほとんどです。
Q2. 保証は最低どこまで必要ですか?
A. 心配なら「メーカー3年保証」+「アクシデントサポート」を付けましょう。
PCの故障率は3年目以降に上がると言われています。市販モデルを買う際、カート画面で「3年(または4年)の引き取り修理+アクシデントサポート」を追加すれば、生協とほぼ同等の安心感が得られます。追加料金は機種やプランにより2万〜3万円台になるケースが多いですが、それでも生協より安いことがほとんどです。
Q3. サポートが不安な場合は?
A. 大学には「情報センター」などの相談窓口があります。
生協以外で買ったPCでも、大学のWi-Fi接続方法や履修登録の方法などは、大学の情報センター(情報基盤センター)などがサポートしてくれることが多いです。ハードウェアの故障修理はメーカー対応になりますが、設定などのソフト面は大学の窓口で解決できる場合があります。(サポート内容は大学により異なるため、入学後に確認してください)
まとめ:今すぐやるべき3ステップ
「大学 推奨PC 買わない」という選択肢は、決して間違いではありません。むしろ、浮いたお金を自己投資に回せる賢い選択です。後悔しないために、以下の3ステップで検討を進めてください。
- 大学の「推奨スペック」と条件を確認する:合格通知書類や大学公式サイトで確認
CPU、メモリ、SSDの条件(例:Core i5以上、メモリ16GB以上など)だけでなく、学部・学科独自の条件(OS指定、特定ソフトの動作要件など)も必ず確認してください。「推奨」であって「義務」ではないケースが多いですが、学科によって異なります。
- 市販メーカーの学割ストアで価格を見る:HP、Dell、Lenovoなどの公式サイトで検索
学割・キャンペーン適用時で12〜15万円程度のモデルが多数見つかります(2025年時点の目安)。デザイン、重量、バッテリー持続時間なども比較しましょう。価格は時期により変動するため、必ず最新価格を確認してください。
- 「本体+4年保証」の総額で比較する:市販モデルに「4年保証(物損付き)」を追加した総額と生協価格を比べる
市販モデルの延長保証は、機種やプランにより2万〜3万円台になるケースが多いです(例:Dynabook 4年プレミアム保証29,700円)。合計しても生協より数万円安いことが多いため、その差額を「安心料」として払うか、「新生活の資金」として浮かすか、親御さんとしっかり話し合ってください。
⚠️ 最終判断の前に
生協パソコンの価格・仕様・サービス内容は大学・年度によって異なります。本記事の価格は2025〜2026年度の一部大学の例です。購入前に必ず各大学の生協公式サイトで最新情報を確認してください。また、市販モデルの学割価格やキャンペーンも時期によって大きく変動します。
納得のいく1台を選んで、素敵なキャンパスライフを送ってくださいね!






