結論：どんな大学生は13インチ／15インチを選ぶべきか

大学生活の相棒となるMacBook。最新のM4チップ搭載モデル（2025年3月12日発売）は非常に魅力的ですが、サイズ選びで迷う人は多いはずです。結論から言うと、それぞれのサイズは以下のような学生におすすめです。

どちらも性能はパワフルですが、「どこで、何をしたいか」で正解が変わります。ここからは、具体的な理由とスペックの違いを深掘りしていきましょう。

MacBook Air M4の基本スペックと前世代（M3）からの進化ポイント

2025年3月12日に登場したMacBook Air M4は、学生にとって「決定版」とも言える進化を遂げています。

最大の進化は「メモリ16GB標準搭載」

これまでMacBook Airのエントリーモデルはメモリ8GBが基本でしたが、M4モデルからは16GBが標準搭載となりました。これは大学生にとって革命的です。ブラウザで大量のタブを開きながらZoomをし、レポートを書くといった「マルチタスク」が、追加料金なしで快適に行えるようになったからです。M2やM3の8GBモデルで感じていたメモリ不足の不安が解消されました。

M4チップの性能向上

M4チップは、前世代（M2/M3）と比較してCPUやGPUの性能が向上しています。特に動画編集や画像処理において、書き出し速度やプレビューの滑らかさが改善されており、クリエイティブな作業をする学生には心強いスペックです。詳細な技術仕様はApple公式のMacBook Air仕様ページで確認できます。

13インチと15インチの違い（サイズ・重さ・価格差・バッテリー・使い勝手）

サイズ選びで後悔しないために、具体的な数値と使用感で比較してみましょう。

重さとサイズの実感

13インチの1.24kgは、毎日リュックに入れても苦にならない重さです。一方、15インチは1.51kgで、約270g（ペットボトル半分程度）の差がありますが、サイズも一回り大きいため、小さなトートバッグや講義室の狭い机では窮屈に感じることがあります。

バッテリーとスピーカー

• バッテリー：どちらも最大18時間（ビデオ再生時）とされていますが、実利用でも朝から夕方まで充電器なしで持つスタミナがあります。
• スピーカー：13インチは4スピーカーシステムを搭載。15インチは画面サイズが大きい分、より豊かな低音域を提供する大型スピーカーシステムを搭載しており、音質面で優れています。音楽や映画をPCで楽しみたい人には15インチがリッチな体験を提供します。詳細はApple公式仕様ページでご確認ください。

文系・デザイン系・理系それぞれの「おすすめ構成」と注意点

学部によってパソコンに求められるスペックは異なります。「Macを買って後悔」しないための選び方を整理しました。

【文系学生】13インチ（標準モデル）で十分

レポート作成、プレゼン資料作り、就活のWeb面接がメインの文系学生には、13インチの標準モデル（メモリ16GB / ストレージ256GB）がベストバイです。

【デザイン・映像・音楽系】15インチ or メモリ24GB推奨

Adobeソフト（Illustrator/Photoshop）や動画編集ソフトを使う場合、画面の広さは作業効率に直結します。15インチを選ぶか、13インチでメモリを24GBにアップグレードすることをおすすめします。ストレージも素材を保存するために512GB以上あると安心です。

【理系学生】要注意！Windowsが必要な学部も

iPhoneユーザーならではのメリットと、QOLが上がる具体的な使い方

iPhoneを使っている学生なら、MacBookを選ぶことで「Appleエコシステム」の恩恵を受け、QOL（生活の質）が劇的に向上します。

学割・「新学期を始めよう」キャンペーンなど、お得に買うタイミングと注意点

大学生（および入学が決まった高校生・予備校生）は、Apple製品を学割価格で購入できます。

Apple学生・教職員向けストア

Apple学生・教職員向けストアでは、常時約10%の割引価格でMacBook Airなどを購入できます。例えば、13インチM4モデルは通常164,800円のところ学割で約148,320円（約16,500円OFF）、15インチM4モデルは通常198,800円のところ学割で約178,920円（約19,900円OFF）となります（2025年12月時点）。

「新学期を始めよう」キャンペーン

毎年1月下旬～4月上旬頃に開催されるApple公式の「新学期を始めよう」キャンペーンでは、学割価格に加え、Apple Gift Card（最大22,000円分程度）がもらえます（2025年実績：1月30日～4月9日開催）。学割価格（約10%OFF）にさらにギフトカード還元が加わるため、「実質価格が最も安い」タイミングです。

※ポイント重視派なら、量販店の方が安い場合もあります。例えば、Amazon・楽天なら5～10%のポイント還元、家電量販店なら3～8%のポイント還元がある場合があります。学割＋ギフトカード還元と比較して、最もお得な選択肢を選んでください。購入時期やキャンペーン内容によって最安値が変わるため、複数の選択肢を比較することをおすすめします。

よくある質問

Q. 文系ですが13インチで画面は狭くないですか？

A. レポート作成やWeb閲覧なら十分です。もし画面を広く使いたい時は、大学の図書館にあるモニターに繋いだり、自宅で安価な外部ディスプレイを導入したりするのがコスパの良い解決策です。

Q. 15インチは重くて後悔しませんか？

A. 1.51kgは、毎日持ち歩くには少し「ズッシリ」きます。ただ、リュック通学なら許容範囲という学生も多いです。体力に自信がない人や、荷物を極限まで減らしたい人は13インチが無難です。

Q. 理系でMacを使いたいですが、Windowsも必要かもしれません。

A. Parallels Desktop（学割版で年額5,750円～）という有料ソフトを使えばMac上でWindowsを動かせますが、毎年コストがかかりますし、完全な互換性はありません。大学のシラバスや先輩に「Macで卒業できるか」を必ず確認してください。「迷ったらWindows」が理系の鉄則でもあります。