大学生向けパソコン予算別選び方ガイド|5万・10万・15万円台で何が違う?
- 公開日:2025/9/25
- 最終更新日:
- 大学生PC
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大学生向けパソコン予算別選び方ガイド
5万・10万・15万円台で何が違う?失敗しない選択術
予算が決め手のPC選び!後悔しないために
大学生のパソコン選びにおいて、予算設定は最も重要な要素の一つです。しかし、単純に「安いから良い」「高いから良い」というわけではありません。重要なのは、あなたの用途と予算のバランスを見つけることです。
「とりあえず安いPCで...」と5万円以下のPCを選んだ結果、動作が重すぎて買い替えることになった学生が多数います。また、「高ければ間違いない」と20万円以上のPCを購入したものの、実際の用途では性能を活かしきれずに無駄になってしまうケースも頻発しています。
この記事では、5万円台・10万円台・15万円以上の3つの価格帯に分けて、それぞれで「何ができて、何ができないか」を明確に解説します。あなたの学習スタイルと予算に最適なPCを見つけましょう。
【5万円台】必要最低限スペック!レポート・ネット用PC
対象学生: 文系中心、基本的な学習作業がメイン、初回購入でとにかく費用を抑えたい学生
🔧 推奨スペック
✅ できること
- Word・Excel・PowerPointでの基本作業
- Web閲覧・メール・SNS
- 簡単なレポート作成
- オンライン授業の視聴
- 軽量なPDF閲覧・印刷
- 基本的な文書作成
❌ できないこと
- 複雑な統計解析・データ処理
- プログラミング(重い開発環境)
- 動画編集・画像編集
- 3D CAD・デザインソフト
- 多数のアプリケーション同時実行
- 重いWebサイトの快適閲覧
💻 5万円台のおすすめモデル
軽量1.2kg、バッテリー10時間
Office 365付属、クラウドストレージ1TB
軽量1.5kg、フルサイズキーボード
ストレージはSSDを選ぶ: eMMCよりもSSDの方が動作速度が格段に向上します。容量は少なくても、クラウドストレージと併用すれば十分です。
メモリは最低8GB: 可能であれば8GBモデルを選択。4GBでは将来的に動作が重くなる可能性があります。
【10万円台】コスパ最強!バランス重視の万能PC
対象学生: 理系・文系問わず、幅広い用途に対応したい学生、長期間使用予定、プログラミング学習も視野に入れている学生
🔧 推奨スペック
✅ できること
- Office系ソフトの快適利用
- 基本的なプログラミング学習
- 軽度な画像編集・動画編集
- 統計解析ソフト(R、SPSS等)の利用
- 複数アプリケーションの同時実行
- Web会議・オンライン授業の同時作業
- 中程度のデータ処理・分析
❌ 厳しいこと
- 本格的な動画編集(4K等)
- 高度な3D CAD・3Dモデリング
- AI・機械学習の大規模処理
- ゲーミング(最新の3Dゲーム)
- 大容量データの高速処理
- プロレベルのデザイン作業
💻 10万円台のおすすめモデル
テンキー付き、DVDドライブ搭載
軽量1.4kg、バッテリー10時間以上
Iris Xe グラフィックス、指紋認証
CPUはCore i5/Ryzen 5がベスト: Core i3でも十分ですが、長期使用を考えるとi5レベルがおすすめ。
メモリは16GBを狙う: 8GBでも問題ありませんが、16GBあれば4年間安心して使えます。
SSDは512GB以上: 256GBでは容量不足になる可能性が高いため、できれば512GB以上を選択しましょう。
【15万円以上】ハイスペックで安心!将来性も考慮したPC
対象学生: 理系・工学系・芸術系、高度な処理が必要、長期間の使用確実、将来の就職先でも活用予定の学生
🔧 推奨スペック
✅ できること
- 本格的な動画編集・画像編集
- 高度なプログラミング・開発環境
- AI・機械学習の学習と実践
- 3D CAD・3Dモデリング
- 統計解析・ビッグデータ処理
- ゲーミング・エンターテイメント
- 複数の重いソフトウェア同時実行
- 将来の仕事でもそのまま活用
⚠️ 注意点
- 重量・サイズが大きくなりがち
- バッテリー持続時間が短め
- 発熱・ファン音の問題
- オーバースペックになる可能性
- メンテナンス費用も高額
- 持ち運びに不便な場合がある
💻 15万円以上のおすすめモデル
16インチ高解像度ディスプレイ
ゲーミング仕様、RGB キーボード
OLED 4Kディスプレイ、クリエイター向け
用途を明確に: 本当にハイスペックが必要かを再検討。ゲーミング・クリエイティブ・エンジニアリングなど、明確な目的がある場合のみ選択しましょう。
携帯性との両立: 高性能PCは重くなりがち。毎日持ち運ぶなら重量も重要な要素です。
保証・サポート重視: 高額なPCだからこそ、手厚い保証とサポート体制を確認しましょう。
🤔 中古PC・MacBook Airはどの予算帯?
💻 中古PC市場
3-7万円帯: 2-3年落ちのビジネス向けPC(ThinkPad、Let's note等)が狙い目。新品5万円台PCより高性能な場合も。
注意点: バッテリー劣化、保証期間、故障リスクを考慮。信頼できる販売店での購入を推奨。
🍎 MacBook Air
12-20万円帯: M1/M2チップ搭載で高性能。デザイン・動画編集分野では特に優秀。
学割適用で約1万円引き。 ただし、Windows必須のソフトがある場合は要注意。
📱 Chromebook
2-6万円帯: Webベースの作業メイン、軽量・長時間バッテリーが魅力。
制限: Windowsソフトは基本使用不可。Officeはオンライン版のみ。
予算帯別比較表
項目 | 5万円台 | 10万円台 | 15万円以上 |
---|---|---|---|
主な対象 | 文系・基本作業 | 理系文系・万能型 | 専門分野・高性能 |
CPU | Celeron/A4-A6 | Core i3-i5/Ryzen 3-5 | Core i5-i7/Ryzen 5-7 |
メモリ | 4-8GB | 8-16GB | 16-32GB |
ストレージ | 64-128GB | 256-512GB | 512GB-1TB |
Office作業 | ◯(基本的) | ◎(快適) | ◎(非常に快適) |
プログラミング | △(簡単なもの) | ◯(学習レベル) | ◎(本格的) |
動画編集 | × | △(軽度) | ◎(本格的) |
将来性 | 2年程度 | 4年程度 | 5年以上 |
まとめ:あなたに最適な予算帯を見つけよう
📝 予算決定のチェックリスト
✅ 初回購入で最低限でOK
✅ 2-3年で買い替え予定
✅ 携帯性重視
✅ プログラミング学習予定
✅ 4年間しっかり使いたい
✅ コスパ最重視
✅ クリエイティブ系学習
✅ 就職後も継続利用
✅ 性能に妥協したくない
✅ リスクを理解している
✅ 特定のブランド愛好
✅ 予算を最大限活用したい
用途と予算のミスマッチを避けよう: 高度な作業を予定しているのに予算を削りすぎると、結局買い替えが必要になります。逆に、基本作業しかしないのに高額PCを選ぶのも無駄遣いです。
将来の拡張性も考慮: メモリやストレージの増設が可能かも確認しましょう。
保証・サポートは必須: 学生生活中の故障は大きな痛手。保証内容は必ず確認してください。